マラソンを走る時、「限界突破」とか、言うじゃないですか。でも、限界を突破するって、そんなにできないですよね。

 その理由の1つに「弱気は伝染る」があります。


 今日の「マラソン自己ベストを更新したい」は明日から、レースレポートになるので、以前から書きたかった内容でお送りします。



弱気は伝染るんですよね

 レース後半になって、周りのランナーさんが落ちて行く時ってあるじゃないですか。

 知らないランナーさんが崩れて行くと、ヨシ!と集中力が増していくと思います。ところが、よく知った仲間が崩れて行くのを見ると、途端に自分の足も止まっちゃうんです。

 これが「弱気は伝染る」です。



僕が悪者になっちゃった時もあります

 2024年の別府大分毎日マラソンについて書いてみたいと思います。

 30kmではヤル気が勝っていましたが、その後に気持ち悪さがマックスに。32kmで走るのを止めました。これが良くなかったんです。

 すぐそばに友人がいました。

 以前は駒沢で一緒に走っていましたが、昨年関西に転勤していました。12月の防府でも同じ集団でしたが、僕が30km手前から段々とペースを上げた中で、突き放しちゃいました。

 別大では、多分、僕を意識して、最後まで追い掛けようと思っていたはずです。ところが、横を走る僕が突然止まったので、目標が消えて、影響を与えてしまったことと思います。


 勿論、僕も普通の市民ランナーですが、同世代の方の目標になることも多いだけに、大会を走る時はできるだけ万全な状態で臨まなくちゃいけないなぁと反省でした。

 この時は咀嚼が足りずに、気持ち悪くなったのですが、再び起こしてはマズイと思い、歯医者行きを決めました。



周りのランナーさんの走りは影響があります

 先に書きましたが、近くを走る知らないランナーさんが遅れて行くことは、自分が頑張る原動力になります。

 周りのランナーより足が動くことは励みになります。それに前に見えるランナーさんとの距離が近づくことは気持ちを高めてくれます。

 逆に、後ろから抜かれると、ダメかもと思います。ですから、周りのランナーさんより速く走れるか?はスゴく大きいですよね〜

 ここに、僕が皆さんにゴールまで同じペースで走ることをお勧めする理由があります。後半にペースか遅れる方が多い中で、グイグイ走り、前のランナーさんを捕まえて行く!ここに上手く走る秘訣があります。


 このレースプランは練習レースで確認していくことが大切です。前半は普段より遅くても良いのです。後半にどこまで上げられるか?こそが大切です。

 それでも、前半を意図的に落とすことって、勇気が必要ですよね。



強気も伝染ります

 僕には忘れられないレースがあります。戸田マラソン2016です。こちらはハーフマラソンの丁度10kmでの写真です。4人の集団でした。この集団はかなり前にできました。僕は1番後ろにいますが、この後、彩湖北側では先頭に立ち、更に集団のペースを上げていました。周りが強気に走る時、そこに加わるとスゴい力に繋がります。

 最後は僕が真っ先に落ちましたが、自己ベストを2分以上更新しました。2週間前の東京レガシーハーフで3分短縮した直後でしたから、スゴい変化でした。



 そして、この2週間後にいたばしリバーサイドに参加したら、再び4人が揃いました。僕は自己ベストを更に更新しましたが、3人には随分遅れました。

 それぞれの方と会うと色々話すようになりました。やっぱり、あの時の戸田マラソンは僕だけなく、他の皆さんにも良いレースだったんだなぁと思います。


 そういう周りの雰囲気に乗れるランナーになりたいですよね〜!それに、強気で加われると良いですよね〜



 最後に

 この強気の流れに乗れなかった話を書かせて頂きます。

 別府大分毎日マラソン2023は15km過ぎに集団から遅れました。でも、20kmを過ぎてから先の集団に追いつき、25kmに向けて集団を引っ張り、ペースを上げました。

 大分市街地に入り、周りに火が点き、ペースがしっかり上がりました。そこでの1枚です。僕は4番手くらいだったと思います。
 ここから30kmまで更にペースが上がって行きました。非常に強気なランナーが揃った集団でした。
 ところが、僕は年末の防府で貧血になって、32kmでDNFしていました。ですから、別大ほしっかりゴールしたかったんです。そう思った時に、32kmを過ぎて、この集団から離脱を選びました。
 いやぁ、勿体なかったです。

 この先頭を走るランナーさんは32分切りだったはずです。残り10kmで2分差ですから12秒/km差です。3:36/kmで行けたと思うと、もっと強気の道を選ぶべきだったと悔いが残ります。



弱気と強気は紙一重です

 今日は僕の実例を書きましたが、強気と弱気は紙一重です。

 良いレースをする上で、強気に行く気持ちって大切だと思います。これを支える自信は?と思われますよね~

 お時間がありましたら、昨年8月頃からの連載をお読み下さい。練習内容が書かれていますので、お盆明けからの練習内容をご一考下さい。