「マラソン自己ベストを更新したい」では夏の間に「楽しむ」ことに取組んでほしいなぁとと思っています。

 エンドルフィンやら集中力やら、難しい話が続いて来ましたので、今回から内容を気楽な方向に移します。


 今回から下見の大切さについて書いて行きます。

 本番レースを決められましたら、是非、夏の間にコースを走ってみる(場合によっては2日間に分けた方が良いかもしれません)ことをお勧めします。

 コースのアップダウンの位置や急な坂、緩い坂など、確認しておけると良いと思います。距離表示以外に目印を置くことも多いです。あれが見えたらもうすぐ25kmとか、覚えておきますと、走りやすくなります。

 僕は下見をしていたレースですと、レースを走りながら、下見の思い出か蘇って来ます。ここが僕には気分を楽にしたり、楽しむ気持ちを呼び起こすように思います。



 僕はそんな具合で初参加のコースはスタート前に現地を確認することが多いですが、遠い場所ですと事前確認が難しい時もあります。

 今日から週末のいわて銀河を題材に初参加の僕がどんな準備をしたいるか?少し紹介したいと思います。



まずはホームページのコースマップを確認します

 真っ先に確認するのはコースマップです。

 特に高低図の確認は必須ですね。



 目安になる場所、多くは給水所ですが、今回は給水所が詳しく載っていませんから、まずは関門位置を確認します。今回は給水所が距離だけなので、地図を見ながら、給水所は作業の後半に余裕があれば、確認します。また、ドロップバッグですね〜。

★いわて銀河の場合
 まず、給水所は19箇所あります。上のマップに4番目、8番目と距離がありますが、おおよそ5km毎の間隔になっていることがわかります。
 ドロップバッグは関門のある49.6kmにあります。


Googlemapで詳しく確認します
 コース上には分かりにくい箇所もありますから、僕はコースの詳細をGooglemap上で確認しています。
 ここではトンネルや橋を確認します。また、曲がる箇所を確認しておきます。
 そして、コース図を見ながら、Googlemapでルートマップを作ります。

★いわて銀河の場合
 例えば、前半49.6kmまでのマップです。スタート周辺は正確ではありません。競技場を出てから、グルッと回る箇所がありそうですね。



標高が出るGooglemapでコースの特徴を確認します

 先に大会が用意する高低差を確認しますが、大会の高低差図は5kmおきを取り上げるだけなので、実際に行くと、高低差図が随分違う時があります。そこで、僕は一通りのコースの標高を細かく確認します。

 僕はこちらのサイトで1点1点の標高が出るのを活用しています。先にコースマップを作成していますので、通常のGooglemapで距離、こちらでその場所の標高を確認します。


★いわて銀河の場合
 49.6kmの後、トンネルが3つあります。下図のように、トンネルがあります。トンネルは標高が高い箇所が多くて、実際、このコースではトンネルの出口がコースの最高標高になっています。

そして、各地点の標高をコースマップに書き込んで行きます。

(標高)

スタート75m

第1(62km)107m

(9km) 146m peak

夏油川()133m

第2(11km)162m

第3(14.7km)244m

テスコ(16.3km)247m

第4(21.2km)105m和賀川

第5(24.4km)148m

(25.0km)160m

左折(26.0km)155m

第6(28.0km)167m

左折(34.7km)139m

第7(35.4km)150m

第8(40.1km)192m

第9(44.2km)240m

豊沢ダム(45.9km)287m→トンネル

第10(49.6km)308m関門 今回はここまで!


 でも、この標高は地面の高さなので、例えば橋がありますと、実際の標高と違います。そこで、コース紹介動画が登場します。



コース紹介動画を観ます

 ここまでに大分調べてありますから、コースはかなり頭に入っています。それでも、まだ確認すべき箇所が残っています。それは信号と踏切です。

 以前、えちごくびき野に参加した時は踏切を確認して、電車の通過時間をおおよそ出していました。また、歩道橋もありますから、その端所も確認していました。

 まあ、踏切と歩道橋は普通のGooglemapで充分確認できますね。

 残念ながら、いわて銀河にはコース紹介動画がありません。なので、Googlemapのstreet view機能で確認して行きます。



まとめ

 今回は現地に足を運ばずにコースマップを作る時の手法を紹介しました。また、コースをしっかり把握する工夫も紹介しました。

 良い走りをする上で、下調べはスゴく大切です。特に初めてのコースではしっかり確認することで安心して走れます。


(彩湖ウルトラ2018から。この写真は身体が揺れています。まだ、この頃は身体が充分に出来上がっていなかったんですね)