「マラソン自己ベストを更新したい」では「楽しむ」を切り口に書かせてもらっています。「楽しむ」上で「疲れが抜けた状態」が大切だと思い、少し書いて来ました。


 今日は疲労を早く抜くための工夫、言い換えますと「元気エネルギー」の注入について書いて行きたいと思います。

 僕自身は疲労困憊の状態から回復を早めるのにあたり、2つのことに注意しています。1つは疲労回復で、もう1つは免疫力強化です。



疲労回復は疲労抜きジョグで促進されます

 疲労回復を促進するには、「疲労物質」を乗り除く速さが大切です。疲労抜きジョグを継続して、毛細血管を発達させることは疲れを取り除くスピードを速めます。疲労抜きジョグの効果は大きいです。

 より疲労の根幹にあるのが、走るスピードです。速いスピードは疲労が大きいですね。ゆっくり走ることで、疲労自体を軽くして、持久力を磨く発想です。

 「速く走らなければ練習じゃない」という考え方は当然ですが、10代や20代の練習では故障しちゃう訳です。年齢に合わせた練習方法が必要ということだと思います。


 ですが、より早く回復させるために、やはり食べ物の力を借りることをお勧めします。

 僕が重視していますのは、アミノ酸とプロテイン(大豆)です。アミノ酸は「オレは摂取す」を活用しています。もう1つはリカバリー系プロテインを摂っています。でも、寒い季節は飲みにくいので、毎年、今の季節までは豆腐を摂ることが多いです。勿論、プロテインは筋肉を作る効果を期待しています。運動直後は筋肉がダメージを受けていますから、筋肉を修復させるのに役立ちます。


 当然、睡眠時間も大切です。

 この時、気に掛けるのは安静時心拍数です。途中でトイレに起きないで、朝までグッスリがベストです。当然、疲労がある時は下がりません。

 室温や掛け布団の厚みによっても、安静時心拍数心拍数は影響を受けますから、僕はどうやって「朝までぐっすり寝られるか?」を考えています。

 例えば、冷えた身体を温めることは大切ですが、睡眠の質を考えますと、火照りを除いてから寝ることが大切です。



免疫力にも注意しています

 先々週は海外出張から帰国した後に免疫力が低下して、副鼻腔炎の症状が出ました。これは僕の弱点とも言えます。

 今の時代、インフルエンザやコロナウイルスもあります。元気に過ごす上では免疫力を高く保って、ウイルスを弾き返すことが非常に重要だと思います。特に「疲労困憊」状態は免疫力が低下しています。現実に、今回は副鼻腔炎でしたが、2019年は防府でPB更新した後にインフルエンザに感染しました。

 僕自身、コロナ感染時に他の方と違い、発熱せずに平温が下がる症状に出会い、深刻な後遺症に苦しみました。それだけに感染しない体調を保つことが大切だと感じてなりません。



距離走やレースの後は免疫力が下がります

 「元気満タン」から一気に力を出し切った後は「疲労困憊」が待っています。気温が低い中を走る時期は当然体温が下がります。体温は免疫力と直結しますから、できるだけ早めに着替えて暖かい服装になるのが大切です。

 と書きますが、暖かい今の季節ですから、考えにくいですよね。

 それでも、先週は副鼻腔炎の炎症が出た際、僕は暖かい服装では知りました。当然汗をかいてしまうのですが、例えば、アームカバーや薄いウインドブレーカー、など、調整できる服装を選んで着ていました。


 「身体を温めること」が免疫力を高めるので、冬の季節は温泉に入ることも大切なアプローチです。食べ物では黒にんにくやエキナセア茶も活用しています。あるいは葛根湯や荊芥連翹湯のような漢方薬も服用しています。

 これらの漢方薬は副鼻腔炎を治す上でも使われますが、身体を温める効果も使っていると思われます。


 食べ物という点では参鶏湯やカレーも効果があると思います。参鶏湯は朝鮮人参の効果が高いですが、カレーは香辛料をしっかり使うカレー屋さんを選ぶことが大切ですね。少し辛いカレーで身体を温めます。



え?それだけ?と言われそうですが

 今回、紹介したことは色々やってます、という方も多いと思います。僕自身も色々工夫していますが、目立った違いはないはずです。

 つまり、それだけ毛細血管の効果が高いということです。



(チャレンジ富士五湖2024ゴール後から)