「マラソン自己ベストを更新したい」では、3月から書かせて頂いてきたことを繋げる言葉を前日に書かせて頂きました。
練習レースまでを逆算的に書いてみますと、
10月後半 練習レース
8月後半 距離走開始
4月付近 3時間ジョグ開始
となります。
3時間走も初めはスピードを落としても良いです。
これから8月まではしっかり疲れや痛みを取り除き、同時に、足を作ると考えて取組んでほしいと思っています。
そして、今日は疲労抜きジョグの効果の最後に残る「速く走れる」効果について書いていきます!
■何故、速く走れるようになるのか?
これに対する答えはここまで書いてきました通り、「有酸素運動により体脂肪率が減る」「毛細血管が発達することで心拍数が上がりにくくなる」ことが大きく作用します。
また、普段の疲労抜きジョグがキロ7ですと、10km走るのが70分に対して、レースでキロ4としますと、40分になります。これは気持ちを大きく変えますよね〜。僕ってこんなに速いのか!と思うだけで気持ちがポジティブになります。
僕自身、2015年2月から疲労抜きジョグに取組んで、12月の湘南国際マラソンではキロ4でも楽に走れる自分がいて、3:55/km位で走りました。2014年の初マラソンは4:05/kmで25kmまで走り、そこからはペースが落ちながら走るレースプランでした。
この心拍数の余裕はまさに疲労抜きジョグの効果でした。
湘南国際2015を走る僕は、走る間に気持ちが大きく変わっていきました。心拍数の余裕が違い、気分良く走れました。疲労骨折した前年2014年のリベンジと思って走りましたが、走る感覚の違いに疲労抜きジョグの素晴らしさを感じました。
この頃は今のように月間700kmを走る訳ではなく、300kmを超える程度でしたから、練習で長く走ることが理由ではありませんでした。
■疲労抜きジョグの持つ、もう1つの速くなる理由
それは「力を貯める効果」です。
速く走ることは力を放出することです。では、どうやって走る力を蓄えるか?はあまり語られていません。
疲労抜きジョグは肉体的に、気持ち的に、力を儲える効果を持っています。
日々の疲労抜きジョグはスピードを出さないので、筋肉に力が入りません。あるいは筋肉に入れる力が弱い状態で走ります。このため、身体の疲れがしっかり抜けると同時に、走る時のエネルギーがじわじわ貯まっていきます。この状態から、一気に力を出し切ります!
この一気に出し切ることはタイムを伸ばす上で、スゴく大切です。普段からスピードを上げると、チョロチョロとエネルギーを使います。ですから、僕はチョロチョロ使いません。
更に、ゼロまで出し切ることは、限界を知ると同時に身体が限界まで力を出しきらないように蓄えるエネルギーを増やすようです。
ですから、出し切る練習を重ねますと、身体が変化していきます。
こんな風に書いて来ますと、「疲労抜きジョグ」にご興味を持って頂けたでしょうか?
Takeアスリート鍼灸院はこちらです。
本を読んで頂いて、ご自分の疲労抜きジョグのペースを決めて頂くのも1つですが、実際にタケ先生に診て頂いて、タケ先生にペースを決めてもらう方法もお勧めです。
また、本はこちらになります。
こちらは絶版のため、なかなか出会えませんが僕を大きく変えるキッカケになった本です