「故障しにくい練習方法」や「故障しにくい走り方」を提案したいと思って取組んでいますが、今春に感じた違和感が未だに取れなかったんです。

 そもそも別大後に股関節の横と膝の内側に違和感がありました。坂本先生に診て頂いて、大分良くなって、東京マラソンを迎えましたが、その後に違和感が消えなかったんです。

 レースもないので、ゆっくり走りながら改善を待ちました。チャレ富士は練習としたので、スピードもゆっくりで違和感や痛みが出ませんてしたが、春日部大凧の後は違和感に襲われていました。


 何故、原因を把握して、対処できなかったのか?ですよね。



 それにはいくつかの理由がありました。
 まず、僕自身が新しいフォームにアップデートしたこ まとで、疲れの溜まる場所が変化しました。そして、ここは僕のミスですが、坂本先生の治療に頼りっぱなしで、セルフケアが甘くなっていたことです。
 特に、足の運び方を変えたことで、外側広筋より内側広筋を使うように変化しました。予想通りですが、内転筋や内側広筋に疲れが生じるようになりました。

 
 そんな中で、今日は2つのことを書きたいと思っています。
 1つは筋肉の構造を知ることの大切さです。もう1つは足を診て頂く際にコリのある筋肉を把握することです。


身体の声を聞くことの大切さ

 今回は身体が色々なヒントを出してくれるのに、気付けなかったことか反省です。
 例えば、バランスボール椅子に座っていて、立ち上がると、坐骨周りが違和感MAXでした。それは大きなヒントなのに、このヒントと受け止められませんでした。

 過去の経験では違和感や痛みが1箇所だったのに対して、今回は違和感が股関節の横と膝の内側と2箇所あったからです。いずれも、足をツイストすることで起こるので、原因が1つと考えていました。

 先に、身体をツイストさせる面で小殿筋のコリをほぐしていましたが、張りが消えなかったんです。ようやく今週になって、小殿筋の腸骨との結合部の最下部にコリが残っていることに気づきました。
 小殿筋のコリによる身体の横の動きの悪さがやっと消えました。

 それても、身体を前に倒すと、膝裏からお尻に掛けて、強い張りがありました。
 ようやく、原因が2つあることに気づきました。

 そして、あちこちの筋肉を探って、調べると大内転筋が坐骨と結合する部分に強いコリがあることに気づきました。そして、ここをほぐすと張りが軽減しました。やっと、バランスボールが教えてくれていたことに辿り着いたんです。


筋肉の構造を知る大切さ
 今回の僕はここまでの通り、大内転筋と内側広筋の下側に張りを感じていましたが、原因が坐骨側のコリにあると気付けなかったんです。

 例えば、弟子ひろりんから「内転筋ってどこにある?」と聞かれます。ひろりんは不勉強です!と書きたくなりますが、多くの方はどこを結ぶ筋肉なの?と思っていらっしゃるかと思います。

 内転筋と言っても「大内転筋」「長内転筋」「短内転筋」とあります。長内転筋と短内転筋は大腿筋と恥骨を結び、主に足を前に出す動きに役立ちます。一方、大内転筋は大腿筋と坐骨を結び、足を後ろに振る動きに役立ちます。
 と書きますが、僕自身、大内転筋が身体のどこにあるかは知っていても、大腿骨とどの骨を繋いでいるか?がしっかり理解できていませんでした。
 これでは原因に辿り着けない具合です。

 やはり、筋肉の構造を学ぶことはスゴく大切だと感じます。


鍼灸院で教えてもらう大切さ
 僕は坂本先生に診て頂く時に、こっているのがどの筋肉か?聞いています。
 そして、自分で筋肉の構造と照らし合せています。
 やっぱり今回もコリの出やすい箇所にヒントがありました。残念ながら、僕が気付けなかったんですよね。

 鍼灸院でも整体でも、折角お金を払って診て頂くのですから、有効に活用したいですよね。そして、セルフでできる箇所はセルフで行うことで、自分の身体をより深く理解できると良いですよね!


 ラン日記にも書きましたが、僕は「軽い痛みだから、このまま付き合うしかないかも」と思っていました。同時に、そんなのイヤだと思って、スピード練習を行わないできました。
 スピードを上げることは、痛みを悪化させるだけでなく、痛みが身体のより深い所に動いていくからです。そんなことはしたくないと思って、スピード練習をせずにいました。
 この気付きで、問題をしっかり解決して、再びスピード練習も加えられるように戻して行きたいと思います!


(チャレンジ富士五湖はすみません!痛みが出ないようにゆっくり走っていました。勿論、100kmを見据えたものでした)