「マラソン自己ベストを更新したい」は、自分でも毎日よく書くよなぁと感じる時がありますから、お読み頂く方はもっと感じていらっしゃるもしれませんねぇ。

 僕自身は日々考えながら書いています。ですから、書き溜めて、アップするというより、毎日考えて書いている感じです。

 時に友人との会話から、内容を加えたり、間に挟んだりしています。

 比較的身近な処にいる弟子ひろりんは手加減なく、言って来ます。「30%位の記事は何を言ってるか、さっぱり分からん」

 自分目線では当たり前のことも、読んで頂くことを考えますと、やっぱり修正が必要な文章も多いと思います。もっと分かりやすい文章を心掛けたいと思います。



故障につながるコリを緩和します

 今年の僕はあちこちのコリと、コリによる動きの悪さに苦しんで来ました。もとを正せば、セルフケア不足です。坂本先生に診て頂く気持ちが、つい心のスキを作ってしまったようです。

 残念ながら、レース後のコリや動きの悪さが目立ちます。「いつも痛みとの戦い」と話す友人が何人もいますが、残念ながら、走ることを楽しめないようです。僕は「元気ならいくらでも走れる」と思いますが、「痛みがある時は走りたくない思いに駆られます。

 コリが溜まり、動きの悪さを引き起こさないために、前日は走るスピード幅を広げ、走るコースを一定にしないことの大切さを書きました。


 そこに対して、コリを緩和させるのはどうしたら良いのか?は知って頂いた方が思います。


 それは疲労抜きジョグです。

 スロージョギングの一種ですが、かなりゆっくりのスピードです。それでも大切なのは、脱力に近い状態で走るからです。

 スピードを上げて走りますと、疲労物質が生まれます。これをしっかり取り除ければ良いですが、普通の心拍数では血流がゆっくりで流れにくいです。そこでもう少し心拍数を上げますと、疲労物質が流れやすくなります。

 心拍数には適切な範囲があり、心拍数が上がり、血流が速くなりすぎますと、疲労物質を取り除く回復作業よりも、体内に酸素を届けて、二酸化炭素を回収する運動促進作用が優先されてしまいます。つまり、疲労の上塗りが起こります。ですから、日常よりも少しだけ心拍数を上げることが大切なんです。

 疲労抜きジョグはこの少しだけ心拍数を上げる効果で、疲労物質が抜けやすくします。



魔法のジョグ:疲労抜きジョグ

 この疲労抜きジョグは僕が本を一緒に書かせて頂くタケ先生が提唱する練習方法です。

 僕は2015年2月に疲労骨折のリハビリを始める時から、疲労抜きジョグを練習の軸にして、練習して来ました。

 ですが、その詳細は本に書いていますので、是非、そちらをお読み下さい。そして、僕は「年齢に負けないマラソン練習法」を第2版にして、紙出版を実現しようと取組んでいます。

 

 

 


 僕が「魔法」と書きましたのは、疲労抜きジョグは疲れを抜けやすくするだけじゃないからです。

 僕は疲れを抜くよりも、もっと大切なことを含んでいると思います。

 まず、走る速さの幅を広げることで、疲れを抜けやすくしますが、疲労物質を洗い流しやすくするだけじゃありません。こんな変化が待っています。①毛細血管が発達します。この効果は生き方を大きく変える力があります。②気持ちがポジティブに変わります。僕は生き方が変わりました。③故障しにくい身体に変わります。④速く走れます。


 身体の変化が起こるには少なくとも半年が必要ですし、身体が変化して、様々な変化を起こすまでには時間が掛かります。「速く走れます」から結果が現れます。

 次回から、疲労抜きジョグの持つ力について、書いて行きますね。


(スロージョギングで走った今年のフロストバイト2024から。やはり、ゆっくり走る中で、僕は随分成長したみたいです。)