「マラソン自己ベストを更新したい」では失敗レースの原因を探っています。僕の失敗例を含めて書かせて頂くことで、お読み頂く方の気付きに繋がれは!と思っています。

 僕は確かにマラソンを走るタイムが同世代の中では速いかもしれません。でも、その分、小さな変化や出来事で一気に崩れる弱さも持っています。ですから、お読み頂くと、そんな小さなことで失速するの?レースが終わっちゃうの?弱いな〜と思われる時があるかもしれません。

 残念ながら、僕は昔から走っていませんし、決して強いメンタルの持ち主でもないです。だから、他のランナーさんよりナイーブな面も多いと思います。

 今日は天候と服装による影響について書いて行きます。特に、レース中の変化もありますので、今日はここをもう少し書きたいと思います。

僕の抱えている苦手な天候

 僕は苦手な天候条件が2つあります。1つは雨です。もう1つは寒さです。

 「雨」は誰もがイヤですよね〜。

 スタート前から手荷物預けが気になりますし、その前に着替えの場所が課題ですし、トイレを待つ間も濡れますし。スタート前から気分がどんよりです。

 走る間はシューズが濡れるとマメができやすくなります。ゴール後も体育館などがあれば話は別ですが、着替えが大変な大会もありますもんね〜。

 僕が苦手なのは、雨に濡れる時だけでなくて、「視界を遮られるのが苦手」です。例えば、雨でなくても、頭から水を掛けた時に(帽子を被っていても)目の前を水が流れる時がありますよね。あれが苦手です。他に言えば、サングラスが曇るのも苦手です。

 いずれにしても、視界が遮られると、「戦闘意識が消える」「シャットダウン」という感じになります。

 そこで、まず、雨の失敗レースから書いて行きます。

彩湖8時間耐久2020は大いに反省でした

 彩湖8時間耐久は2019年に初めて参加しました。7月第1週に行われていましたが、雨が降ることも多い大会でした。この2019年は確か弱い雨が続きました。なので、スタート時点から帽子を被り、午後に雨が止んだので、そのまま最後まで走れました。

 2020年の大会は雨が降ったり止んだりで、雨が止みますと非常に蒸し暑い日でした。この日は雨が止んだ処で周回コースなので、帽子を荷物の所に投げました。ところが、再び雨が降ってきたんですね。何だか帽子を投げた時にコントロールが悪くてどこに行ったか見つからず。雨が強い中、帽子がなくて、目を細めて走りますが、雨が頭上から降りて来たら、もう走る気持ちを保てなくなって。あ〜止めた〜と😅

 招待選手なのにダメですよね〜と反省。

 その後、ゴソゴソと帽子を見つけて、主催者の方に申し訳ないと思い、雨が止んだ処でゆるゆる走り始めて、最後まで走りました。

 でも、その時に自己分析して、理由が納得でき、自分の特徴が把握できました。

 翌年2021年の彩湖ウルトラはやはり雨が降っていました。でも、防水帽子を購入して、帽子を外さずに被り、自分のペースを保って走れました。2019年と同じ21周を走り、準優勝でした。

(彩湖8時間耐久2020は後半にガンツさんと一緒になり、走らせてもらって、一緒にゴールさせてもらいました)


低温も苦手です

 防府読売マラソン2018はスゴく残念なレースになりました。それは低温でした(実際は雨も重なりました)。この時は天気予報で降水確率が金曜、土曜と低下して、僕自身も気圧配置図から雨は早々に止むだろう、そうすれば気温が高くなると準備してしまったのが失敗でした。

 会場に到着したのはスタート3時間半前で弱い雨でした。体育館の中で、外が見えない所にいました。スタート1時間半前に外を見ると雨が強まっていましたが、止むだろうと思っていました。

 スタート近くになって、外に出ますと、雨が強い上に気温が低かったんです。

 冷静に振り返れば、何度も気付ける時がありました。家を出発する時に念のための雨対策をいれておけば、朝や10時半に何か服装に工夫を考えておけば、と思いました。また、スタート前に着ていたウインドブレーカーを脱がずに行けばよかったとも思いました。

 結局、30kmを過ぎた処で、身体が冷えてしまい、止まりました。濡れたウインドブレーカーを着て走りました。寒くて身体がマッタク動かなくて、それでも動かして進みました。

 身体の中のエネルギーが燃えている間は、汗が出ている状態で走れます。気温が低くて水分補給が少ない分、25〜30kmで汗が止まって身体が冷えちゃうんです。

 元々は体脂肪率が高かったので、問題ありませんでした。年々体脂肪率が下がっていましたが、冬の時期はレース経験が少なかったんです。それに、毎年、足の甲が痛んで、速く走るのはレースだけでした。経験不足だったと思います。

 このため、翌年の東京マラソンでも低温と雨に出会い、同じ失敗を繰り返すことになりました。

(この時は先に書きました雨に弱いことを知りませんでした。そうした課題が重なって失敗していた具合です)

時にタイムを諦めることも必要かもしれません

 確かに、マラソンに参加するとなりますと、自己ベストを狙ってペースを決めて、その目標に向かって走ります。

 今日、紹介させて頂きましたが、雨や低温といった気象条件ではタイムが出ないですよね。それなのに、目標があるので、何とかしよう!と思って頑張る訳です。僕は色々な苦しみに跳ね返されて来ました。

 もっと頭を使って、気持ちを切り替えられていると良いのですが、難しいですね。

(幕張トライアルマラソン2020はスゴく強い風でした。早い段階で目標タイムを2時間35分から2時間40分に切り替えました。結局、最後はもう少しタイムを上げられました。無理しないことて上手く走れました。)