月曜3/25は朝から雨でした。
でも、夕方には雨が止んだので、帰りは新宿から走りました。あ〜、でも、また写真を撮り損ねる結果でした。
今日は以前から抱える悩みを書いておきたいと思います。
数年前、お袋が白内障で眼内レンズに替えることになりました。
病院では遠近両用を勧められたそうです。
お医者さん的には点数も高いもので、より良いものだと思っていますが、良い点ばかりじゃないんですね。一言で言えば、どこでも見える!という謳い文句は、「どこもピントが甘い」ということなんです。手術後のトラブルが多いそうです。
お袋には一般的な単焦点を勧めて、近い距離は明るい処で眼鏡を掛けることを勧めました。
僕自身は光が専門です。学生時代は双眼鏡の評価方法を研究していました。ですから、眼の特性を勉強してきました。30年以上前に手術の様子をビデオで見て眼内レンズのことを知りました。
また、こんな技術を開発していました。が、この後の灰色部分はご興味ある方だけお読み下さい。
2012年のことでした。
当時、NOKIAから深度拡張技術(EDoF:Extended Depth of Field)という技術を使ったカメラを搭載した携帯が発売されました。
このEDoFという技術はピントが合って見える範囲が広いので、カメラで起こるピンボケがないことが特徴でした。
色々な企業が多額の予算を積んで研究した技術でしたから、どんな製品か?大きな話題になりました。
でも、実際に発売されますと、画質が悪いと1モデルで製品は終了。他の企業も製品を出すことなく、研究開発は闇に消えました。
1つだけ加えますと、僕も技術開発する中で「どこもピントが甘い」解決できない課題がありました。でも、今、病院や製品ホームページにはその課題を載せていないんです。
カメラでも製品にならない技術を人の眼に入れるなら、もっと事前に患者さんに伝える必要があると思います。
ですから、ちゃんと伝えてほしいなぁと悩むんですね。
(人間の眼は明るさに応じて虹彩の大きさが変化することを組合せているため、日中に影響が出ることは少ないです。でも、夜のように暗い処ではピントの甘さで見えないとなりやすくなります。)
というのは、ウルトラマラソンを走る方には遠近両用コンタクトを使う方がいらっしゃると思うからです。
実は先日、弟子ひろりんが夜になるとピントが合わない!とコンタクトレンズを買いに行ったら、遠近両用を勧められて買ったと言います。
でも、ピントが合わないと言う訳です。
よくよく聞くと、今までも遠近両用を使って来て、でも、夜は全然見えなくて、ジャーニーランで夜に走ると転倒するんだと言います。
その理由はこごまで書いてきました通りです。
お医者さんは高い点数の方が良いものだと思って、勧めます。でも、僕は少なくともマラソン用は単焦点のコンタクトレンズを勧めたいと思います。
眼内レンズは入替えできませんが、少なくとも、コンタクトレンズは入替えできますからね!
遠近両用コンタクトを使われるウルトラランナーさんへのご提案でした。
■内容
メニュー: スロージョギング
ペース: 6:00〜11:00/km
コース: 神宮外苑周辺
距離: 21.94km
時間: 2:20:20
★今週のラン距離
3/24 36.69km
3/25 21.94km
3月のラン距離611.1km