「マラソン自己ベストを更新したい」は、前日に続いて、僕が走る上でのこだわりポイントについて、書かせて頂きます。


 そうなんです。

 僕は自分が何故速く走れるようになったのか?未だによく分かっていません。例えば、走り始めて、2ヶ月でキロ4を切って走れるようになったのは何故か?とか、考えても答えは出てきませんが、何か理由があるとしたら、知りたいなぁと思います。

 とはいえ、僕の走り方には昔から特徴があり、それが速く走ることに繋がっていると思います。

 実は大きな課題もありまして、走り始めた頃はピッチも心拍数も自分のGPS時計では測れませんでした。

 今となっては貴重なデータがないんですよね。

 前日は「接地する時の弾む感覚」について書きました。

 今日は僕の走り方の特徴「上下動の少ないフォーム」「腰高フォーム」です。



上下動が少ないフォームは意図的に選びました

 僕はマッタク運動していなかったので、ランニングを始める時に筋力のなさをどうしたらいいだろうか?着地の衝撃をどうやって小さくできるだろうか?と思っていました。

 どうしたら良いか?と考えて、色々な本を読みました。

 その中で取組むことにしたのが、上に跳ねないことでした。できるだけ前に進む推進力にしようと思いました。



 実際にどうする?

 というのは、ランスマで金さんが話された「身体を前に倒していくと足が前に出る動き」でした。

 すごく納得できたので、できるだけ上に跳ねるのではなく、上に跳ねないように蹴る意識で走るようにしました。

 2014年にランナーズの企画に参加して、ランニングフォームを撮影して頂いた際に、上下動が少ないフォームですねと言われたことを覚えています。

 走り始めた頃は、こんなことを考えていましたが、その後は自分のフォームがこの考え方に基づいてできていることが分かりました。



 具体的には、膝下の筋肉よりも、腰周りの筋肉を使って走っていることでした。

 膝下の筋肉は腓腹筋とヒラメ筋だけなので、どうしても疲れやすいです。これに対して、腰周りには大殿筋、中殿筋、小殿筋が使われます。

 こういう点でより大きな筋肉を使って走る形になっていたことが、上下動の少ないフォームを作っていた具合です。



 更に、ピッチ走法になっていたこともあります。

 ストライドを広げるストライド走法は膝下の筋肉を使いますが、ピッチ走法は腰周りの筋肉を使って走ります。

 短い距離でより速く走ることはできませんが、長い距離を走る時には、持久力を活かせました。



 僕は昔から運動しても、筋肉が付きにくくて、所謂、遅筋向きの身体だったんです。この腰周りの筋肉を使う、ピッチ走法と重ねて、持久力に繋がる遅筋に優れたことが重なった具合でした。

 それが上下動を少ないフォームと考えたことと重なったことで、スピードと持久力を活かすことができました。



上下動が少ないフォームと重なった腰高フォーム

 僕は他の方より、腰高のフォームだと思います。

 この腰高フォームはピッチ走法との相性が良いと思います。ヒザを大きく曲げないで着地して、後ろの蹴る足もあまり上がりませんでした。
 ストライド走法は上下動が大きく、足を前後に大きく振って走ります。ピッチ走法は上下動が少なくて、足を前後に振る量が少なくなります。そして、振る量が少ないため、腰高のフォームになっていました。


(彩湖ウルトラ2017。この年はスタート時点が雨で、ウインドブレーカーを着てスタートしました)


まとめ

 明確には言えませんが、僕が短期間に速くなった理由を考えますと、今回、書かせて頂いた僕の筋肉が持久力に優れていたことが、「腰周りの筋肉を使う」「ピッチ走法」「腰高フォーム」が重なったことで、短期間に速く走れるようになったようです。
 僕が初めて買ったGPS時計はgarmin foreathelete110でした。が、なんと!2013年9月に買ったのに、10月後半に雨の中で使ったら水没。
 ガッカリして、soleusというGPS時計に替えました。soleusでのデータをexportしていたのですが、データが残っていないんです。
 このgarmin110で測れた最後が2013年10月13日の練習でした。走り始めて1か月半。もうこのペースで走っていたことに、今の自分は驚いています。この頃は毎回が全力でしたからね。しかも、ボトルポーチに飲み物を入れて、信号で止まると飲んでいた覚えがあります(勿論、時計は止めていました)。