先週から「フルマラソンのタイムを伸ばすなら」の内容をアップデートさせて頂いて、「マラソン自己ベストを更新したい」を書かせて頂いています。

 夏の間には足作り!をテーマに書かせて頂いています。

 今週はスロージョギングの重要性を書いています。ジョグをされる方は多くいらっしゃると思いますが、より遅い速さで走る、そして、そのフォームにこだわる話はあまり知られていないアプローチかもしれません。

 でも、楽しみながら速くなるって素敵な取組み方だと思います!


 今日は痛みについて、もう少し書いて行きます。



痛みを堪えることは避けたいことです

 僕は正直言いまして、痛みに弱いタイプです。

 走り始めた頃のことです。踵着地を試してみたら、走る途中に痛みが出て、5kmでストップ!足を診て頂いた後、走ろうとしますが、痛むので、走れませんでした。

 その時にインソールを重ねるなど工夫して、更にスピードを落としたら、痛みなく走れました。それが初めての痛み対策でした。

 その後、僕は疲労骨折を経験したことで、痛みがある状態でレースに臨むのは気が引けます。


 痛みがある状態で走りますと、少しでも痛みを軽減しようという気持ちが働いて、痛む瞬間に力が入ります。これが、血流を止めるため、回復の妨げになります。

 ですから、前回までに書きました通り、痛みのない状態を作ることが大切という訳です。



 でも、弟子ひろりんは、大阪国際の前に足を診てもらった後で「今までで痛みが一番軽い状態」だと話しました。

 練習方法を見直して、いつも5:30/km位で走る練習から、距離走は4:30/km位で、それ以外は6:00/kmより遅く走るように変わって来ました。そうした結果、痛みが弱まってきたと言います。でも、それって走っていて、痛みがあるのよね?と気づく訳です。


 以前はレースに出る前にいつもロキソニンを飲んでいたそうですが、今は止めてもらっています。

 やはり、痛み止めを飲むと痛みに対して鈍感になるようです。鈍感の方が痛みにくいから良いと言う方もいらっしゃるかもしれませんよね。痛みに対して鈍感ですと、大分悪くなってから初めて気づくので、治療期間や走れない期間が長くなりますよね。

 これに対して、早い段階で痛みを感じると短期間で治せます。



痛みがある時は病院?鍼灸院?セルフケア?

 痛みがある時の対応方法は人それぞれです。

 病院に行く方は痛み止めや湿布を使われるなら、走らないことをお勧めします。


 鍼灸院に行く方、セルフケアをされる方は痛みが出ない状態が作れるなら、ゆっくりゆっくり走る方法もあります。休むか?走るか?はお一人毎に考えて頂けたらと思います。

 それでも、鍼灸院に行かれる方はセルフケアとのハイブリッドがお勧めです。先生に押されて痛い箇所はコリのある場所です。診て頂いた後にご自分でもコリをほぐしますと、より短い期間で回復していきます。ご自分のフォームでコリやすい箇所を知ることは、走る時に使っている筋肉を理解することでもあります。

 そして、普段からツボ押しすることで、疲労の溜まりやすい箇所をケアして、パフォーマンス向上と故障防止ができます。

 更に、再び痛くなった際に真っ先にセルフケアできますよね。数日で痛みがなくなれば、早めに練習に戻れます。


 そう考えますと、鍼灸院+セルフケアというのがお勧めかもしれません。

 勿論、僕はランニングフォームを定期的に変えていますので、毎年コリの出やすい箇所は動いています。そうしたコリやすい箇所を知ることって、身体の使い方や走り方がどう変わったか?と知る方法の1つですね!

 

 そうやって、春から夏の間にコツコツゆっくり走りますと、疲れが軽く、痛みがなく、痛みを感じられる身体が出来上がっていきます。




(足立フレンドリー2017から。長く着させてもらったラフラフのシャツともお別れの時が来ました)