今年最後の「フルマラソンのタイムを伸ばすなら」になります。来春以降にも繋げるために、前日に続けて、考えてみたいと思っています。

 

 

前回の内容

 僕が提案させて頂いたのは、「サブ3.5を達成するには長時間を走り抜く足を作る」ことが大切と書きました。ゆっくりスピードで良いので、3時間を走ることで、3万歩を動ける足を作ります。(スロージョギングでは180歩/分程度のピッチになりますから、60分で10,800歩なんです)

 フルマラソンを走り抜く歩数の目安は4万歩ですが、その70%をこなせるようになっていれば、走り切れると言われます。

 ですから、レースを走り切れる足を作ることが大切で、サブ3.5は止まらずに走り切れることが重要ということです。

 

 次に、サブ3.5より速いタイムを目指すなら、距離走が大切です。短い距離を走っていますと、スタートして早い段階でスピードを上げて走ってしまうので、距離走が大切ということです。

 

 前回はこんな話を書かせて頂きました。

 今日はランニングフォームの話です。

 

 

ランニングフォームの難しさ

 今日はやっぱり、ランニングフォームについて書きたいと思っています。

 ランニングフォームって、気づくと変化してるんです。

 

 多くのランナーさんは練習メニューを考えていらっしゃると思いますが、ランニングフォームはいかがでしょうか?

 練習メニュー通りに走れれば、フォームは同じと考える方が多くいらっしゃるかもしれません。

 

 実際は、こうやって走ろう!と決めて練習している筈なのに、同じフォームで走っているつもりなのに、何故か、変化しちゃうんです。

 どうしてかな〜?と思いますが、冷静に見て、同じフォームを保ち続けることって、難しいなぁと思うんです。

 それは筋肉や身体の使い方をすべて意識することができないからです。無意識のうちに勝手に変化するみたいです。

 

 

 それなら、長い期間、フォームを保つことができないなら、例えば、毎年、新しいフォームに挑戦した方が良いのでは?と思うのです。

 勿論、新しいフォームに挑戦するのは怖いですよね。でも、無意識のうちにフォームが変化してしまうくらいなら、自分で意識して、替えた方が良いように思います。

 

 僕はいつも秋から春まで、自分のフォームの修正箇所を考えることが多いです。そして、春から新しいフォームをスロージョギングから取り入れて行きます。

 やはりこのフォーム修正は1か月や3か月では期間が足りないのです。

 

 

 今年の使うランニングフォームはまだ完成しきれないままシーズンに突入しているからです。スロージョギングではできるのに、スピードを上げると、意識できないし、望む動きができないんです。

 スゴく悔しいです。

 それは広背筋を活用するように、股関節を持ち上げて、股関節を落とすのに合わせて膝を伸ばす動きです。更に、身体のツイストを活かすことも加えました。

 普通は股関節を持ち上げる動きがないので。これを加えて、蹴りを強くしたいんです。

 いやぁ、悩みます。焦っても仕方ないです。

 時には、半年でも使えるフォームにならない時もあるってことなんです。それでも、未来を考えた時、僕は取り組みたいと思っています。取組み始めたのに、結果を見ないまま、止めることはできません。

 

 

 そして、僕がコーチを務めるランナーさん!

 彼女は踵着地で膝を痛めていました。レース前はヒアルロン酸注射をしていると言うので、まず、着地を替えることに着地することを考えていました。同時に、ジョグのスピードが速いので、スピードを落として、フラットからフォアフットの着地に切り替える取組みをしてもらいました。

 更に、お盆明けからは距離走を加えて、取組みました。

 防府読売マラソンでは3時間7分を切りましたが、フォームを確認しますと、膝下の動きが大きくなっていました。気になっていたら、膝下が少し痛むと言います。

 いやぁ、常に意識していても、なかなか安定させることは難しいですね。ここで、大阪国際女子マラソンまでは今のフォームをそのままにすへきか?それとも、修正を加えるか?皆さんならどうしますか?

 僕の心は決まっていますが、まだ本人と進める方向を決めていませんから、大阪国際女子マラソンまでは書かないようにしたいと思います。

 

 

まとめ

 何故、こんなことを書いたか?と言いますと、この1年を振り返り、来年以降に繋げる上で、ランニングフォームが大切なんですよね〜

 取組み方の作戦を立てて頑張ろうと思います。

 

 今年も1年、お読みいただきまして、ありがとうございました!

 

(別府大分毎日マラソン2023のゴール前。2月の別大は改めてがんばりたい)