「フルマラソンのタイムを伸ばすなら」は1回目の本番レースを終えた方も多いと思います。僕は今週末ですから、そこに向けて、気持ちと身体を合わせて行きますので、連載としては書きにくい面もあります。
今週は来週以降に向けた内容の前段階を書かせて頂いています。レース結果を分析して、ここからどうやってタイムを伸ばすか、あるいは目標に近づけるか?を書きました。恐らく来週は僕の結果(どんな結果かは分かりませんが、できるならちゃんとゴールしたいですね)から始めたいなあと思っています。
昨日11/28はケガをしにくい走り方を身につける話を書きました。ここはもう少し深堀りしたいので、来週に改めて触れさせて頂きます。
ケガをしにくい身体を作る上で、今日はもう1つ書かせて下さい。これは僕も長く悩んで取組んでいることですが、左右差です。
■右足を痛めやすいのは右足の筋力が弱いからだと思っていました
僕はランニングを始めて3ヶ月、2回目のハーフマラソンを終えた後、初めて足を痛めました。速く走るなら踵着地だろうと、踵着地を試したのですが、5km走った処で踵に激痛が走り、整骨院を訪れました。
それ以降、仙骨の疲労骨折も右側でしたし、シンスプリントも右足でしたから、僕は右足の力が弱いから右足を痛めるんだと思っていました。
2019年3月にフォーム解析をしていただいた時に、驚く結果を伝えられました。
それは左右で上下動が違い、左足は右足に比べて1cmも低かったんです。左足だと跳ねなくて、右足だと強く跳ねている状態でした。つまり、筋力が弱かったのは左足だったんです。
この時の結果と2年後の2021年の結果を比較して下さったのがこちらです。(撮って頂く時期が来ていることを感じています)
■身体にある左右差が痛みと関係しています
初めは左足のタオルギャザリングとかに取組みましたが、もう少し効果的な取組みを見つけましたので、紹介しますね。
それは「左右差」を見つける方法です。
これは様々な時に活用できるので、是非試してほしいと思います。
左右差の有無は意外と簡単に確認できます。ランニングフォーム解析では数値で確認できますが、まずは有無を確認されると良いと思います。
それは「ウエストポーチが時計回りや反時計回りに回る」ことです。
僕は走り始めた頃、ウエストポーチを着けることが多かったんです。そして、ウエストポーチの位置が時計回りに動くので、時々直していました。
勿論、痛めやすいのが右足や左足に集まるということでも分かるかと思います。
■左右差を減らす取組み
左右差が分かったら、いくつかのことを確認していきましょう。
1番分かりやすいのは、仰向けに寝た状態で、右股関節を伸ばします。ここで左股関節は逆に、頭に近い上側に動くと思います。(僕はいつもベッドで起きる前に行う動作のため、写真がない点、お許し下さい。動作自体は次の股関節を持ち上げる動作を仰向けで行う具合です)
次に、左股関節を伸ばして、右股関節を上に持ち上げます。この動作を何度か繰り返しますと、左右で動かしやすさに違いがあると思います。
そこで改善させる動きになりますが、これは僕が昨年取組んでいた股関節を持ち上げる動作とツイストする動作です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231129/13/motoyuki2013/8f/03/j/o0810108015370656162.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231129/13/motoyuki2013/3b/ec/j/o0810108015370656164.jpg?caw=800)
■まとめ
今回は左右差について書かせて頂きました。
何故股関節?と思われるかもしれませんが、股関節は走る上で大切だからです。つまり、左右の足を繋ぎ、身体の軸とも繋ぐ役割なので、ここの動きに左右差があれば、身体のバランスを崩します。ケガのしやすさも変えるということですね。