「フルマラソンのタイムを伸ばすなら」も本番レースが近づきました。お読み頂く方のお役に立てる結果になるといいな〜と思っています。何か書き忘れていることはないかな?と考えることが多くなってます。

 本番レースに向けて、1週間を切った方も多いと思いますが、是非、落ち着いて、確認してほしいことがあります。

 

 それはコースです。

 

コースって大切ですよね

 過去に参加したことのある大会と、初参加の大会で異なります。まず、過去に参加したことのある大会から書いて行きます。最初に必要なのは、コース変更の有無です。コースがそのままなら、①5km毎のポイントを確認します。上り坂や下リ坂を確認して、何kmでどの位アップダウンするのか?を確認します。そして、風の影響を受けやすい箇所を確認します。

 これらは上り坂や向かい風でどの位ペースが変化するのか?を見積もるためです。同様に下リ坂や追い風になりやすい箇所を確かめます。

 

 ここって大切です。

 例えば、上り坂は先に◯秒ロスと思えばペースを落とせますが、なければ苦しくても、ペースをキープしようと思います。同様に、下リ坂も先に◯秒速められると思えば、ペースを上げますが、なければちょっと楽!と思ってしまいます。

 身体への負荷を考えながら走るべきですよね。

 これとは別に、かぜの影響を受けやすい箇所も知っておくと気持ちが楽です。それに、集団の中に入るということも作戦として考えられますもんね。

 

 勿論、当日の天候や展開による面もありますから、もう少し考える必要があります。

 

 ですが、その前に、初めて参加する大会について触れますね。初参加の大会はより丁寧に確認します。

 僕は「理想は均等ペース」と書きますが、上り坂や下リ坂が続くコースでは5kmラップの目標をズラシます。また、カーブが多い時、厚底シューズはスピードに乗りにくいので、目標ペースもズラシます。また、折返しが多いコースはAlphaflyを履かず、Vaporflyを選びますから、コースを把握することは非常に大切だと思います。

 

 そして、話を戻して、天気も大切です。

 

 

天候を見ておくと良いですね!

 それは過去のレースでの気圧配置や気温を見ておくと良いですね。

 気象庁が過去の天気図を出されていますから、僕はこうした過去の天気図を見ています。

https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/hibiten/index.html 

 

 

 

 例えば、2019年の防府読売マラソン当日の気圧図です。この日は風も弱くて、走りやすかったです。2018年は雨、2017年は雪でしたから、それを考えますと、大分良かったです。

 でも、こういう冬型の気圧配置ですと、強い北西の風になります。この気圧の線が5本あると、かなり強い風ですね。
 
 コース図での北方向を確認しておきますと、向かい風になる箇所や追い風になる箇所が分かります。
 例えば、サブ3前後のランナーさんの平均値を取った場合、5km毎のラップタイムが1年1年でバラつく大会は天候の影響が大きいですね。

 

 

5km距離表示は少しズレています

 例えば、別大を走っていますと、5kmはやや手前、10kmはやや長いんですね。

 知っていると慌てませんが、多くの方は5kmまでが下り基調なので5kmでタイムを確認して、10kmまでペースを落とす、上げるを決めます。本当はズレてほしくないのですが、現実には丁度の場所が交差点だったりするので、ズレるんですよね。これは1km表示も同じです。

 

 

(別大2023から。10km手前の1枚ですが、リズムに乗れなくて集団の最後方でした。この日は、15km付近で集団から遅れて、20km過ぎで追いついて、集団の前に出ました。)