この所、ピップエレキバンの話が止まっていました。

 この期間も僕はあちこちにピップエレキバンを貼っています。先日貼り替えシート紹介をさせて頂きましたが、1週間付けてもかゆみがほとんど出ませんね。剥がした時に粘着剤が残りやすいかもしれません。

 前回まで、坐骨神経痛について書いてきました。

 痛みが出るのは足の付け根ですが、原因は腸骨の外周部に沿った中殿筋のコリが原因というように、痛む処と原因とは離れている点が鍵です。



シンスプリントと言いますと

 シンスプリントはスネが痛む故障と言われますよね。


 僕は2016年からでしょうか、だいたい毎年1月に入る頃から足の甲が痛いんです。本を読むとシンスプリントとは痛む箇所が違うので、あれ〜?何だろうと思っていました。

 初めの頃の僕は足の甲が痛い時に、靴紐を緩めるとか、靴下を厚くして、甲に掛かる負担を軽くしていました。

 でも、回復しなくて、スピードなんて出せません。普段のスロージョギングもより遅くして走りました。


 当時の僕は知識が足りなかったんですが、足の甲が痛むのもシンスプリントの1つでした。

 でも、何故、筋肉がほとんどないスネや甲が痛むのか?って話ですよ。



シンスプリントのメカニズム

 僕が原因に気づいたのは、ある意味、偶然?必然?のことでした。肩こりや足底筋膜炎から痛む箇所から離れた場所に原因があると思って、膝下だよなぁと思いながら、あちこちを押してみたんです。

 この時、右足の甲が痛かったので、左右差があるに違いないとも思っていました。

 すると、右足の脛骨のすぐ後ろを押すとスゴく痛かったんです。肌色なので見にくいですが、ピップエレキバンを2箇所貼ってありますが、こんな処が痛かったんです。


 そして、左足でも同じように痛むか?と押してみたら、痛みがなかったので、ここが痛みの原因かもしれないと思って、このツボを毎日繰返し押してみたんです。
 すると、足の甲の痛みが消えました。

 初めは経験則と思っていましたが、筋肉について学ぶ中で、どの筋肉だろう?と確認しますと、長趾屈筋のコリだと気付きました。(次の図の水色部分が長趾屈筋です)

 この長趾屈筋は足指を動かす筋肉です。つまり、足指に力を入れることによる筋肉の疲れってことですね。実際はそれに加えて、プロネーションがありますと、着地時に足の内側が伸ばされるのかもしれません。


どうしたら治るでしょうか?
 今も痛みを抱える人がいらっしゃいますから、先に書きますと、脛骨に沿って押して痛む箇所を毎日1分で良いのでツボ押しをやってください。1週間しないでかなり変化すると思います。
 また、日常的にはピップエレキバンがお勧めです。痛むツボの上に貼って下さいね!
 短期的なツボ押し、そして、長期的なピップエレキバンの2段攻撃でシンスプリントはあっという間に治せる痛みになると思います。


発生のメカニズム
 と書き始めましたが、その前に書き加えたいことがあります。
 それはシンスプリントは冬に起こりやすいことです。
 走る時、スネは外に露出しているので冷えて血行が悪くなること、足の甲は靴紐で締められていて血行が悪くなりやすいことも痛みを生み出す1つの理由かもしれませんね。
 実際、坐骨神経痛や足底筋膜炎も夏より冬に起こりやすいのは、血行が影響してる可能性がありますよね。

続きは明日にしたいと思います。