先日から、「フルマラソンのタイムを伸ばすなら」というテーマで書かせて頂いています。

 前回は練習で取組む時に動画やGarminデータの活用方法について触れさせてもらいました。でも、今の僕のデータより、過去のデータの方がお役に立てる面が多いかと思い、載せさせて頂きます。

 

■成長を知るという点ではデータを残しておけると良いですね

 僕が初めて買ったGPS時計はSOLEUSという会社の時計でした。(正確にはその前にGarmin Foreathlete110でしたが、購入して1ヶ月、雨の中を数km走った処で水没でした)

 残念ながら、SOLEUSはデータのExportしていなくて、その後にダウンロードしたくてもできませんでした。ただ、当時はピッチを測れるモデルも限られていたので、ペースしか分からないんですよね。

 ですから、これから走るとか、再び走るという方にはGPS時計の購入をお勧めします。

 

 

■2015年の僕はレース後半にピッチやペースが低下しました

 今回は2015年の丹後ウルトラマラソン60kmと湘南国際マラソンを取り上げます。2015年2月からスロージョギングに取組み始めた、この年は湘南国際マラソンを目標にして、ゆっくり走るだけで速くなるの?という処から9月の丹後ウルトラマラソン60kmを走りました。

 

 この時はSUNNTOを使っていました。データをエクスポートして、Garminに取り込みました。残念ながら、ラップタイムは出ません。また、心拍計がなかったので、データが限られます。
 まず全体はこんな結果でした。

 
 心拍数のデータがないので、ペースとピッチだけになります。
 まず、ペースについて書いていきます。
 この中では53分を過ぎた処でペースが落ちていますが、ここはキツい上りでした。真ん中付近でペースが消えているのはドロップバッグを受け取る処で止まったんです。後半にペースが黒く消えた箇所はエイドで立ち止まっています。まだまだ走り切れる力がなくて、エイドで1分休憩を入れたり、キツい処では歩いていました。
 また、全体に信号で止まったのが、かなりありましたので、そこもスピードが落ちてます。
 ピッチを見ますと、やはり信号やエイド等でピッチが低下しています。その一方で、後半ほど、ピッチが低下していました。色がマゼンダから水色に替わる箇所が増えてます。
 
 
■湘南国際マラソン
 丹後ウルトラから2ヶ月以上、大会参加がなければ、スピード練習もないまま、湘南国際マラソンに参加しました。
 スタート前はキロ4で走ることを考えていましたが、結果的に、予想よりも速いペースで走れました。
 次に、ペースとピッチです。
 まず、ペースです。湘南国際は前半を飛ばす方が多い大会で、多くの方が後半にペースを落とされます。僕は前年に疲労骨折をした大会でしたし、自己ベストを出したいと思う気持ちが強くて、前半は飛ばしました。そして、後半にペースがガクッと落ちていました。特に、ゴール手前の短い急な坂で足が出なくなり、前のめりに倒れそうになり、止まりそうになりました。ですので、最後はキロ5に近い処まで落ちていました。
 ピッチは下にある通りです。
 スタートは210歩/分程度でしたが、右肩下がりにピッチは低下して、最後はマゼンダから水色、緑色と低下しました。何とかゴールしたという感じでした。 
 
 
■僕の取組み
 この2015年は疲労骨折の後で、再発するのでは?と心配でした。ですから、丹後ウルトラ、湘南国際の後は、古河はなももだけでした。この時は残念なことに、GPS時計を忘れてしまい、記録が残っていません。
 紹介させて頂いた2つのレース後は、ゆっくり走ることを意識しすぎて、身体の後傾につながりました。
 その時に、ゆっくり走るだけではダメで、スロージョギングのフォームが大切だと気付きました。
 2016年のレースの結果から分析すると、ストライドが変わらずにピッチが上がったことでタイムが伸びたことを初めて知りました。
 このことから、2017年の夏はピッチを上げようと取り組みました。また、2016年の丹後ウルトラを走った中でジョグの距離を延ばそうと考えて、2017年から月間走行距離を増やしました。
 2017年からピッチは確実に上がりました。
 これは普段のジョグからピッチに取組んだ効果ですね。
 
(帰宅ランを本格的に始めた2015年の僕。足作りという点で帰宅ランはスゴく役立っている。でも、荷物があると、姿勢が崩れる課題もある)