「フルマラソンのタイムを伸ばすなら」というテーマも前回で40回を超えました。

 今回は少しだけ脱線させてほしいと思っています。

 僕自身も昔はそうでしたが、「分からないことを分かるようにする」ことって大切ですね。

 今の時代は「ランニングフォームの動画」や「Garminのデータ解析」の活用が大切です。

 

 ここでは、先日5/4に行われた春日部大凧マラソンのデータを使って紹介していきます。

 

 

■ランニングフォームはどう見たら良いでしょうか?

 例えば、走る時にピッチが180歩/分程度だと、1秒間に3歩。だから、動画を見ても、足や身体の動きが分からないんです。だから、スロー動画にすることが大切です。

 
 まずはこちらをご覧下さい。
 並走して撮ってくれたので、フォームを見るのも分かりやすいと思いますが、それでも、1秒間に3歩ですが、詳しく見えませんよね。リズムは分かりますが、細かい足の動かし方は分かりません。
 
 これを10倍に引き伸ばして、一部を切り出しました。
 僕は普段OBS STUDIOというツールを使いますが、スマホ用アプリは有料、PC用ソフトは無料ですので、少し手間が掛かりましても、PCでやりたいと思う処です。なお、PCですと横長動画前提なので次の通り、縦長ですと、両サイドが黒くなる点、ご容赦下さい。
 
 観て頂いて、どうでしょうか?
 足の動かし方がハッキリ分かると思います。
 僕自身は自分のフォームの課題に気付いた点も多くて恥ずかしいです。1つは身体をもっと前に倒して良い点です。着地をもっと後ろにずらすことも含めて、秋に向けた取組み事項ですね。もう1つは着地の時に膝がもっと伸びていると思っていました。一方で、以前より蹴りが強くなっているのが分かりました。それだけに、蹴りを前への推進力に繋げることが大切だと思いました。
 また、動画を撮ってもらい、役立てたいと思います。

 
 皆さんも、フォーム動画がありましたら、是非、スロー動画を作って観られると良いと思います。
 それに過去の動画もスロー動画は作れますので、試してみて下さいね!
 

 

■Garminデータの活用方法

 僕はペース走やレースの後に、いつもGarminデータを確認します。

 今日はどんな点を確認しているのか?そして、どう活用しているか?を紹介しますね。

 春日部大凧の全体像はこちらです。

 
ここから、詳細を紹介します!
 
 

①ペース

 これは平均ペースとスタート直後、後半を見ています。

 スタート直後は早い段階でペースを落としました。ただ、見て分かると思うのですが、ノイズのような細かい暴れも多いので、僕は結構、ラップの数字を見ています。

 こちらでは左側にラップタイムが出ています。19kmと20kmは長い直線で前との距離があって落ちました。でも、のこり1kmくらいで抜かれたので、気持ちを入れてペースを上げました。ここが数値ですとしっかり見えると思います。

 

 

②心拍数

 平均心拍数、スタート時と後半の心拍数を確認します。平均心拍数は低い方が良いですよね。特にレース後は余裕があったのか?を確認します。

 春日部大凧では、やはり最後が一杯でした。会場に入る処からもう一度頑張る時も多いのですが、この時は一杯で落ちました。

 

 こうした確認を通して、僕は自分のレース運びを見直します。例えば、スタート直後は心拍数が上がらないので、スピードが速いと無酸素運動になるから、1.5km位を過ぎてからペースを上げる方が良いのでは?という感じです。

 また、16km付近は折返しでペースが瞬間的に落ちてますが、その後にペースが落ちています。ここは舗装が荒れてました。舗装が荒れているとペースが落ちるので、どこを走るか?はしっかり確認しながら走るようにしたいと思います。

 

 

③ピッチ

 ピッチは前半が高いと後半に低下しやすいので、上手く抑える必要があります。今回はちょっと高すぎたかなぁと反省です。後半は逆にもっと上げたいなぁと思います。こうしたリズムの変化を上手くバランス取りすることが大切です。

 
 

■まとめ

 今回は僕の最近のデータなので、完成している面があります。ですので、次回は走り始めた頃のデータを取り上げさせて頂きたいと思います。

 

 

(静止画では観られないことが多いですね)