「フルマラソンのタイムを伸ばすなら」というテーマで書かせて頂いています。

 僕は運動能力が低く、自然に身体が動くタイプではありません。いつも考えてから取組んで、確認しながら進めています。

 上手く行った時よりも、上手く行かないことが多くて、実はいつも反省したり、失敗する中からどういう風にしたらよいかを考えています。

 そういう点で、僕は失敗が失敗だとは思っていなく、目標を達成する上での一つの通過点と思っています。皆さん、目標を持つと、目標に向かって一直線に進むと思いますが、実際は一直線なんてなくて、失敗を突破して、その先にある成功に結びつくと思っています。

 な〜んて、クールに書きましたけど、失敗したくないですよね〜。特に、同じ失敗を繰り返すのは避けたいですよね。

 

 そんなことから、初めは「大撃沈」を基に書いてきました。今度は「本番で力を出し切る」という目線で書いています。

 

 

 前回は疲れが抜ける話を書かせて頂きました。そして、出し切るという感覚は走り終えた時に感じるよりも、再び身体を動して行く中で感じることに触れました。

 そこで、今回は身体にエネルギーを蓄える話を書いていきたいと思います。

 

 
 
■Garminでのエネルギーは実際と違います
 Garminの腕時計は心拍計が着いていて、VO2maxは勿論、それ以外の計測が加わって、ストレスやエネルギーとかも計測されます。
 このGarminで表示されるエネルギーは心拍数をベースにしています。これは睡眠する間に、疲れが抜けて行くのに合わせて、段々と心拍数が下がることを利用しています。ところが、レース直後は眠っても心拍数が下がりません。これはアドレナリンが収まらなかったり、するからです。
 ですから、眠っても心拍数が下がらずに、疲れが抜けないと表示されます。
 
 先日から、4/8は彩湖ウルトラ、4/16はかすみがうらマラソンを走りました。書いています今は4/22ですが、今朝の僕はGarminで表示されるエネルギーが起きた時にしっかり上がって、疲れが抜けた数値です。
 
(先週月曜はこんな具合でしたから、睡眠を取っても、心拍数が下がらずに、体力が充分に回復しない状態でした)
 
 それならもう今はバッチリ!と考えてしまいそうですが、疲れが抜けるという意味では良いのですが、身体にエネルギーが蓄えられているか?と問われるなら、ちょっと違う!と言わざるを得ません!
 
 身体のエネルギーについて、細かく書かせて頂く前に、もう1つ心拍数だけでは疲労を測れない!ことも紹介したいと思います。
 
 
 
■心拍数だけでは測れない疲れ!
 例えば、先に書きましたエネルギーのように、睡眠中の心拍数で疲れを測れると良いのですが、実際は異なります。
 先に書かせて頂きました通り、彩湖ウルトラ、かすみがうらマラソンと連続で走りました後、4/22には睡眠を取ると、身体のエネルギーが一気に増えます!が、実際は身体が重くて、走り出そう!と決めた時間より1時間半遅くなって、やっと走ろうかなぁと家を出ました。
 土曜4/22はレッズランドの練習会に出ようと思っていましたが、朝に起きたら、マッタク気持ちが乗らなかったんです。ですから、家を出ても、速く走る気持ちになんてなりませんでした。
 
 実は意外なことにウルトラマラソンでは距離が延びると、ダメージがレース直後ではなく、時間が経ってから出てくるんです。
 更に、今回はウルトラの疲れが抜け切っていないのに、フルマラソンを走ってしまいましたから、2つのダメージが重なって、ズーンと重くなったと感じています。
 
 ですから、「疲れが抜けた!」と思っても、疲れが抜けていなくて失敗した〜というのは、よくある話です。
 是非とも、身体の声を聞いて頂いて、時に次のレースや次のペース走を見送る勇気も必要だと思います。
 
 
■身体の中のエネルギー
 やっと、書きたい内容に着きました✌️
 僕は練習で出し切った!というエネルギーがカラカラの状態から、カレー屋さんに行き、カレーを食べて、水分を摂って行く中で、段々と身体にエネルギーが再び蓄えられて行きます。
 まあ、これは感覚的なことですが、身体を休めるだけでなく、気持ちを休ませること、しっかり食べることが必要です。
 1つはレース後に胃腸のダメージがあると、しっかり食事を食べられないですよね。また、ゴールした後にしっかり給水しておなかいと、ダメージが大きくなります。
 更に、レースでの消費カロリーは1kmあたり体重kCal(例えば、体重が60kgの方は、消費カロリーが1kmあたり60kCalです)です。
 特に、心拍数が高い状態で走るレースよりも、ウルトラマラソンのように距離が長くなるほど、心拍数が下がって、有酸素運動になるので、体脂肪を燃やして走る時間が増えます。その結果、体内に蓄えられたエネルギー(おおよそ2000kCal)を消費するだけでなく、体脂肪が減っています。
 ですから、レース当日は勿論、距離が長いレースほど、何日間も多めに食べる必要があります。
 ここはレース後に体重を測っておくことをお勧めします。その体重を確認した上で、水分補給を行います。当然ながら、水分を摂っただけでは埋まりませんから、しっかり食べることも大切です。
 フルマラソンは大丈夫!というように感じられるかもしれませんが、フルマラソンも身体のエネルギーでは走り切れませんから、体脂肪が燃やされています。
 
 レース直後は内臓ダメージが少なければ、肉を食べたくなるのはこうした理由があります。レースでのダメージを減らす方法は次回とさせて頂いて、今日はレース後の話をもう少し書いて行きます。
 
 
 僕自身はレース後、いつも疲労抜きジョグと呼ばれる、スロージョギングの一種で走ります。疲労抜きジョグは全力走ペースの2倍のペースで、僕の場合は6:00〜6:30/kmですが、年齢を考慮して6:30〜7:00/km程度で走ることが多いです。
 ここでは心拍数が115位、これは僕の最大心拍数と安静時心拍数の中間位を意識したものです。実際は5:40〜6:00/kmが心拍数115位ですが、疲れがある状態では、もっとゆっくりでないと走れないんですね。
 そして、疲労抜きジョグは疲れの抜けやすい身体を作るのに、丁度良いスピードで、疲れた状態ではもう少し遅くでないと走れない感覚です。
 おおよそですが、僕の場合、レースで走った距離の2〜3倍で疲れが抜けて来る印象です。毎週のラン距離が180km程度なので、彩湖ウルトラでは何とか疲れが抜けた位で、かすみがうらマラソンを迎えていました。ですから、彩湖もかすみがうらも全力ではなく、抑えて走っていました。
 
 疲れが抜けて来たら、今度はエネルギーを蓄えるモードです。ここで重要なのは走りたい気持ちです。
 気持ちを上げる時、レース結果が影響するかもしれません。上手く走れていたら、気持ちもノリノリ!次のレースに向けて気持ちが高まります。でも、残念な結果だと、気持ちも乗りません。
 例え、残念な結果としても、こういう時はコツコツゆっくり走ります。ゆっくり走るうちに、段々と速く走りたくなります。
 気持ちが前向きになると、食欲も増しますし、頑張れるようになります!
 
 
■まとめ
 何となく今日は抽象的な書き方なので、もう少ししっかり書き加えたいと思います。
 
(走りたい気持ちを蓄えて、一気に吐き出します。かすみがうらマラソンから。彩湖ウルトラからエネルギーを溜めましたが、)
 
(かすみがうらマラソンから)