僕は「ポイント練習翌日の疲労抜きジョグ」を大切にしている。
疲労抜きジョグはスロージョギングだけど、特定の速さにすることで、疲れを抜けやすくしようというものだ。
僕が本を一緒に書かせて頂いている田中猛雄先生が打ち出した理論で、全力走の半分の速さで走る時に疲れが抜けやすいというものだ。
ここは少しだけ僕の理解と微妙に違うのだが、半分の速さは1つの目安だと感じる。本当に大切なのは心拍数。おおよそだが、全力走の半分は心拍数が安静時心拍数と最大心拍数の中間程度。この位の心拍数にすると有酸素運動となり、毛細血管が広がる効果も大きくなるようだ。
だから、僕は心拍数で速さを決めることをお勧めしている。
そんな僕は2/12土曜が久々のポイント練習だった。
ということで、翌日の疲労抜きジョグは楽しみ!
土曜は思った以上にダメージが大きくて、しかも、お腹が減って仕方なかった。
疲労抜きジョグで走り出すと、ゆっくりなのに、足が攣りそうになる。ゆっくりだから大丈夫と考えずに、準備運動した方が良い。
そして、ふと気付くのは、いつもより高いピッチで走っていること。
そうなのだ、ピッチを上げると、その翌日以降も高い状態が続きやすくなる。これは速く短い、インターバル走の効果でもある。つまり、ピッチ走法でもインターバル走は練習効果があるということだ。
ところが、身体が疲れているので、高いピッチを長い時間保つのが難しい。1時間くらいなら良いが、2時間保つのは難しくて、ピッチが落ちて、走るスピードもゆっくりに。
ここが面白い。
疲労抜きジョグはゆっくり走るので、短い時間で飽きちゃう方も多いはず。意外と長い時間を走るのが難しい。
でも、短い時間だと、なんだそんなに疲れてないんだなぁと思うのだ。
ここって大切。
身体の疲れの中に体内エネルギーが減っていることも含まれるのだ。
だから、疲労抜きジョグでじっくり長く走っていると、エネルギーの限界を感じられる。
疲労抜きジョグは今の疲労や体内のエネルギーを確認する上で非常に役立つので、是非、試してほしい