昨年は気づいたら悩むことになってしまった「浮き指」

 今日は「浮き指」について書いてみたい。


 浮き指はこんな症状を引き起こしやすいと書いてある。

 確かに僕は走り始めて間もない頃に、踵痛で足を診てもらったら、浮き指とのことで、治すことになった。
 当時は浮き指という言葉も知らなかった。


◆浮き指は楽に走れてしまう(だから罠に嵌まる)
 フォアフットで走っていると、拇指球で着地するが、着地の度に足指をギュッと地面を掴むように力を入れるとしっかり着地できる。
 ところが、意外にも、前傾姿勢を強めると、指に力を入れない方が楽に着地できるのだ。前傾すると下図のようになるので、浮き指の方が地面に着地しやすい。

(文字をちゃんと書けてなくて、申し訳ない)

 だから、足指がないかのように、拇指球で着地する方が、楽に感じられてしまう。
 フォアフットで走る際はここに注意が必要ということになる。特に、指に力を入れると黒爪になりやすい点。長く走ると、黒爪になりやすいこともあるので、楽に走れてしまう浮き指に注意が必要だ。


◆上り坂は特に注意


 特に、上り坂は斜面だから、上の図に上り坂の斜面(右肩下がり)を加えると、斜面が浮き指にぴったり来る。
 だから、上り坂を走る時は指に力を入れることを意識しないと、浮き指になりやすい。


◆昨年の僕と今年の取組み
 このようにフォアフットで走っていると、つい浮き指の罠に嵌まりやすい。
 僕自身、気づいたら浮き指だった。
 気付いたのは拇指球付近の痛みだったが、治るまで意外と長い期間が掛かった。
 浮き指状態だと、足指を使わないので、強い蹴りを生み出せず、実はスピードが上がらない。結果的に、タイムが出ない。

 これから暑い時期はスピードを上げる機会も減るので、余計に浮き指に気づきにくくなる。注意していきたい。