浅草「ちんや」から閉店の葉書が届いた。
初めて「ちんや」に行ったのは1990年、冬のボーナスを頂いて、すき焼き肉を家に買って帰った。その時は思い切って100g3,000円の肉を買った。
家族で食べると1枚が75g、スゴく大きかった。
だって300gで4枚だもんな〜
びっくりしちゃった。
そもそも、行ってみようと思ったのは、テレビ番組で取り上げられた100g3,000円に驚いたし、折角のボーナスだから、何か記念になるものを食べたいと出掛けたのだった。
今は熟成肉と言われるが「ちんや」では元々2,3週間の熟成を経てから店頭に並ぶ。例えば、肉を焼いても縮まないし、旨味が違う。
そして、近江牛を扱われてきた。
本来の肉の美味しさを伝えられるお店だった。
だから、そんなに高いお肉はそれ以降買っていないけど、年末年始や誕生日などに買いに出かけることもあった。
いつの間にか、サシの入った肉より赤身重視の志向に変わり、買いに行っても、値段の安い処を買うように変わった。
だから、なかなか「ちんや」でないと買えないと考えることが減ってしまっていた。
(最近は板橋本町にある、肉の上原さんを使わせてもらっているが、もう少し頻度を上げて訪れるべきと思った。こちらも近江牛を扱われるが、値段が手頃で、家から近い)
「ちんや」には、ちんやカードというのがあり、5年間500円で毎回5%OFFというカードだった。
毎年、夏に割引クーポンが送られていた。
ところが、今年の割引券はマッタク予想外のものだった。
長い間、お世話になってきた良いお店だけに、足を運んでみたい。