GPZ900R キャブレターOH他 其の4 | motoplazaのブログ

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完成したキャブレターを車体に取り付け・・

その前に・・

 

パワーフィルターに変わっていたため

ノーマルのエアクリーナボックスがありません。

キャブのOH中にオーナー様が

中古パーツを用意して下さいました。

 

それがコチラ。

 

 

外観のキズ、ヤレは目立ちますが

年式を考えればやむを得ません。

このままでは使えないので、少し補修します。

 

まず、エレメントの脱着口。

割れていてキチンと蓋が出来ません。

 

エレメントを取り出すと、

みるみる崩れていきます汗

まぁ、コレはまだ部品が出るので問題無し。

 

キャブとのジョイント部分。

硬化、ヒビ割れがありこれも新品交換。

 

 

ボックス本体には数か所のヒビ割れ。

このままだと余計なエアを吸い込んでしまうので

すべて塞ぎます。

 

そして・・・

 

よく見ると、ボックス内の汚れがヒドイです。

あまり見る機会は無いと思いますが、

エアクリーナボックス内って、結構汚れます。

ブローバイガスなどの油分にホコリが付くので

エレメント交換時などは

一緒に清掃しておきます。

 

写真だと違いが判りにくいですが、

中に手を入れても、全く汚れなくなりました。

 

では割れを補修していきます。

 

 

あまり見た目は良くないですが・・あせる

まずは機能面が優先です。

何せ範囲が広い・・・。

 

フタの取り付け部分もしっかり補修。

強度も必要なので念入りに。

 

そして内側には、各気筒ごとに

排出用?パイプがあります。

ほぼ影響はないと思いますが

無くなっていたので念のため新たに制作。

 

最後にフタ。

 

 

元のフタは反り返ってしまって

本体と密着しません。

 

まだ新品部品があったので、これも交換。

ボックスの新品部品も再販してほしいところ。

 

補修が済んだボックスを取り付ける前に・・

 

 

折れ曲がっていたワイヤーを交換。

 

新しいジョイントを取り付け車体に搭載。

 

 

そしてようやくキャブレター取り付け。

 

 

エアベントのチューブも無くなっていたので

新たに取り付け。

 

それでは久々にエンジンを始動していきます。