【報告】2月21日 寒さと雨降りの中、第73回目の水曜行動in新宿を開催しました。 | 川崎から日本軍「慰安婦」問題の解決を求める市民の会

皆さん

昨日2月21日、寒さと雨降りの中、第73回目の水曜行動in新宿を開催しました。雨宿りをするところがなく傘を差しながらのアピールでしたが、若者たちが参加し、さらに初めて参加された留学生からは暖かい飲み物まで差し入れしていただきました。熱心にチラシを読む人もいて、大いに元気づけられ、活気あるアピールとなりました。全体で20名が参加、チラシは150枚ほど配布しました。(川崎からは5名が参加され、いつもながらありがとうございました)以下、発言要旨(詳細は添付)です。

◆最初にアピールしたのは、海南島の被害者支援を続けてきた米田麻衣さん。
「サバイバーを記憶する~海南島で出会ったアポ 全員が亡くなった今」として、被害者たちとの出会いから、「被害が終わっていないのではなく、加害が終わっていない。被害者に謝罪も賠償もしない日本政府とそれを支え続けた日本社会に生きる私/たちが向き合うべき事実」だと訴えました。またそこで行われた住民虐殺は、いまパレスチナで行われているジェノサイドと同じだとして、日本政府に停戦を求めよとコールも行いました。(添付の発言文を読んでください)

◆月間報告の池田恵理子さんは、昨年11月23日のソウル高裁判決の意義について端的に述べ、人権を優先させない日本政府の対応の問題と、メディアの責任を訴えました。さらに群馬の森・朝鮮人追悼碑の撤去問題について、少数者への加害や人権侵害の事実を封殺し、記録と記憶を消し去ろうとすることは許されない暴挙であり、諦めずに訴えていくことが必要だと強調しました。(添付の発言要旨を読んでください)

◆坪川宏子さんは、10月に予定されている国連女性差別撤廃委員会の日本報告審議にむけて、取り組む課題を訴えました。日本軍「慰安婦」問題では政府は一貫して、「アジア女性基金で終わった」「2015日韓合意で解決している」と言っているが、間違っている。アジア女性基金は国民の募金で行ったもので国の賠償ではなく、「日韓合意」では被害者は置き去りにされた。外交青書では、2017年から「強制連行はなかった」「(慰安婦は)性奴隷ではない」と歴史否定を繰り返し主張している。何としても突き崩す必要があることを訴えました。(添付のチラシを参照してください)
 
   以上、報告でした。