6年ぶりの訪中で久しぶりに【中国と私】を更新しようと思ったら、2017年5月に初めて長女を連れて帰った記事が途中で途切れたままになっていた
なので、とりあえず駆け足で過去の訪中記録。
2017年から2019年までは毎年GWに夫の実家に帰っていた。
初訪中の思い出は、とにかく色々怒られた事しか記憶にない。
そもそも訪中前から1番の気がかりは長女(当時3歳)の食事だった。
当時の私は少食&偏食の長女にとにかく栄養を摂らせたくて、あの手この手で長女が少しでも食べてくれる調理や味付けを模索しながら長女に食べてもらうためのご飯作りに勤しんでいた。
ほうれん草を食べさせたかったら卵で閉じてチーズをのせたり、ピーマンやニンジンは微塵切りにしてミンチ肉に混ぜ込んだり、、、、
そこまでしても、「長女ちゃん細いね〜」とよく言われてしまっていたので、嫌いな物でも頑張って食べようね、ではなく、どうやったら食べてくれるかな、と考えるのがクセになっていたと思う。
普段からそんな調子だったので、当然ガチ中華を受けつけるはずはなく、長女は出された料理のほとんどを食べる事ができなかった。
私の中では想定内だけど、お義母さんとお義姉さんにとっては信じられない光景だったのだと思う。
「こんなに細くて。ご飯も食べない。一体普段何を食べさせているの」
滞在中、何度も怒られてしまった。
お義母さんがお手伝いさんに言って作ってもらったご馳走(基本的にお義母さんもお義姉さんも料理を自分では作らない)のそばで、現地で何も食べなかった時のためにと持参した鮭フレークやレトルトカレーでご飯を食べる長女。普段からこんな物ばかり食べてるのかと、これまた余計に心配された。もちろん否定したけど、普段から食事に手を焼いていたのは事実なので、私も返す言葉がない。
後は冷たい物を飲ませている事も。
お粥にマントウの朝食。これは長女も好んで食べたのだけど、同時に牛乳を飲みたがった。
中国ではお粥が飲み物代わりみたいな感じだったけど、長女にとってはお粥はお粥。別に何か飲み物が欲しくなる気持ちは分かる。で、これまた日本から持参していた牛乳を飲ませたのだけど、冷たい物と熱い物を一緒に飲ませるなんて、と顔をしかめられる。
夫も普段から子供に冷たい物を与える事にいい顔をしなかったけど、滞在中は
「你们烦不烦!习惯不一样,没关系的」(うるさいなぁ!習慣が違うんだよ!)で色々と通してくれたのが救い。
そして1番ガッカリされたのは中国語が全くできない事。なんでもっと家で中国語で話さないのかと。
そりゃそうだ。
私だって何度も夫にお願いしていた。
もっと家では中国語で話してよと。
しかし日本に馴染みすぎた夫は中国滞在中ですら私たちに日本語ばかりで話してくる。お義母さんとお義姉さんの目が気になり、何度も私の方から「说中文说中文」(中国語で話して)」と言っていた。
とは言え、日本に滞在していると、たとえ日中夫婦でも、子供をバイリンガルに育てるのは周りが思うほど簡単じゃないのも事実。
お友達の日中夫婦も子供は全く中国語が話せないし、夫の知り合いの中国人同士の夫婦の子供ですら中国語ができないからと、わざわざ中国留学させていた。
夫はこれらの例を上げながらも最後は「分かった分かった。もっと話すようにする」と言っていたけど、日本に帰るとまたいつものように日本語ばかり。
私はとりあえず「平时他不让我说中文。他说我的中文发音不准、听着不舒服」(私の中国語の発音が悪く、聞くに堪えないと言って、中国語を話させてくれないんです)と、全責任を夫になすりつけたけども
とりあえず言葉と食事については、その後2回の訪中ともによく注意されたなぁ〜
長女を中華学校に入れた最大の理由がお義母さんとコミュニケーションを取れるようにするためだったと言っても過言ではない。
入学まではすごく悩んだし、入学してからも日本の普通の公立学校との違いに戸惑う事はたくさんあるけれど、今のところは中華学校に入れて良かったと思っている。特に今回、長女がお義母さんの話を全て理解して、ちゃんと自分からも話せている姿を見れた事は、お義母さん自身すごく喜んでくれたけど、夫も私もうれしかった。
とりあえず次回からは今回の滞在話を書こう。