親切心の連鎖 | オレママのブログ

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気ままに言いたい放題
ごくごく私的な備忘録です。

今日は車が使えたので


ママ友を誘ってホームズへ。



その前にママ友の好きな


鰻屋さんに寄って、久々の


"自分たちへのご褒美"に


鰻重でランチした口笛



開店前に並んだ順に


通されて席に着くんだけど


入口に近いテーブル席から


案内されて、後になると


奥の座敷に通されるの



私たちは2人掛けの席につき


私は膝が悪いから椅子の席で


ラッキーと思ったウインク



すると


私たちより後から入店した


膝の悪い年配の女性は


お座敷へどうぞ!と言われて


困った顔をされていたのに


お店の方は気づかず、残念ショボーン


お気の毒だなと思ってた



そして、その後しばらくして


入店して来たのは


私の母くらいの高齢の女性1人


やはり、お店の人は


事務的に奥のお座敷へ、と促す



杖こそ使っていないけれど


足腰がおぼつかないのが


見てとれたから


お座敷じゃあ上り下りが

大変そうで気の毒だな


と思って見守っていたら


やはり、お靴を脱いでも


直ぐにお座敷に上がれずにいたの



ちょっと見かねて


席を変わってあげようか、と


ママ友と話していたら・・・



椅子席で、鰻が出てくるのを


ビールを飲んで待っていた


サラリーマンの男性が


すくっと立ち上がり


瓶ビールとグラスを持ちながら


"席を変わりましょう"と


高齢女性に声をかけた



それで、ようやくお店の方は


女性が座敷に上がれずにいると


理解したみたいで


席を譲った男性に


"どうもすみません"と謝った



高齢の女性は


"いいんですか?ありがとう"


と小上がりに腰掛けたまま


とても喜んでいたけど


なかなか動けずにいた



座ったものの手すりも無いし

立ち上がるのが大変そうだな


と思って、男性に先をこされて


席を譲れなかったから


せめてもの罪滅ぼしに


高齢女性の脇に手を添えて


立ち上がるのを手伝った



すると、今度は


会社の上司2人とお昼を


食べに来ていた若い男性が


ささっと近寄って来て


高齢女性のお荷物を持って


譲ってくれた方の席に


運んでくれたのだびっくり



その動きが本当にスマートで


めっちゃ好青年!って感じラブ



高齢女性は、私と


その若者にお礼を言って


嬉しそうに椅子席についたが


"こんな皆さんにご迷惑をかけて

 娘がいたら叱られそう"


と呟いていた



それを聞いて何だか


姉に怒られる母を思い出して


ちょっと胸がキュッとなった



おそらく母と同年代の女性


多分鰻が大好物なんだろうな


綺麗にお化粧し服装もオシャレ


杖も使わずに1人で来店する


その行動力が天晴れだと思った



その後


席を譲った男性


荷物を運んだ若者と


順に食事を終えて帰る時には


高齢女性は、その度に


席を立ってお礼を言いながら


男性たちを見送っていて


そんな振る舞いにも感心した



今どきにしたらリーズナブルで


美味しい鰻屋さんなんだけど



お客様の年齢や足元の様子に


目配りして席を促してくれると


いいのにと、少し残念だった



久々の鰻重の味より


人の親切心に心が温まった