オフィスで終日過ごす。本を作るのに必要なために、虫明亜呂無、岩川隆、山口瞳、浅田次郎、安部譲二、寺山修司、黒鉄ヒロシ、伊集院静、小林薫、長友啓典、高本公夫の、競馬について書いたりしゃべったりしている本を読み返す。
面白くて止まらない。競馬は人生そのものというが、いやはや人生よりなんぼか深くて難しい。
競馬に淫して40年以上になるが、やればやるほど、己の小心さに気づかされ、落ち込んでしまう。だが、達人たちは、競馬という大いなる謎に挑戦し、軽やかに遊んでいるのだ。いつになったら自分もその心境になれるのか。
今週こそ、今週こそはで、年暮れる、である。