8月9日(土) | 元木昌彦の「編集者の学校」

元木昌彦の「編集者の学校」

「FRIDAY」「週刊現代」「オーマイニュース」など数々の編集長を歴任
政治家から芸能人まで、その人脈の広さ深さは、元木昌彦ならでは
そんなベテラン編集者の日常を描きながら、次代のメディアのありようを問いただす

 亀戸に、親父お袋の墓参り。その後、池上線の蓮沼駅から近い、「福竹」へ行く。ここは、山本益博さんから教えてもらった店で、お好み焼きを焼くのが日本一の女将がいる店である。

 客は何もしてはいけない。注文し、お好み焼きの材料が、空気を逃がさないようにボールでかき混ぜられ、鉄板の上に流し込まれ、裏表が焼き上がるまで約40分。その間、女将の絶妙な手さばきと、ユーモア溢れる話を聞きながら、ひたすら呑んでいるだけ。

 できあがりのお好み焼きは、外側はしっかり焼けて焦げ目が付いているのに、中はふんわり軟らかく、口の中で融けていくようだ。

 三人でお好み焼き二種類、すなぎも、ウインナー、ピーマン、はんぺん、かぼちゃなどを頼み、最後は焼きそばで締める。その間ウーロンハイをガブガブ。それでお会計は8千500円也。

 帰り際に、元サントリーで、いまは「ギリークラブ」という会員制のイベントをやっている渡辺幸裕さん一行が来店。久しぶりとあいさつして、蓮沼駅横のBARでカクテルを少々。蓮沼に住みたくなってきた。