7年物のヴィンテージワインのようだった乃木坂46のステージ... | 超絶メタアナリシス

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☆☆☆ 都心(台東区)在住です ☆☆☆

昨晩、Mステで乃木坂46が新曲『帰り道は遠回りしたくなる』がテレビ初披露されました。

いつも乃木坂46のステージ・パフォーマンスは、王道で、美しくて、洗練されていて、ハッピーな気分になれて、癒されもするんですけど、特に昨日はみんなの顔つきがとても良かったと思いました。

流れてくるツイートを見るにつけても、そういう意見が多数...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


営業スマイルという印象を微塵も感じさせなかったんだよなぁ...

「自然な」というか、普段着の笑顔をみんながしていました...

おそらく、そういう顔つきにさせたのは、何といっても「卒業」というワードでしょうね。

選抜常連のメンバーが一挙に2人も卒業するということで、昨日のMステの場は、この曲のテレビ初披露の場であると同時に、なぁちゃんと若様にとっては最後のMステのステージ。

 

なので、仲間を思う気持ちが、営業用スマイルをうまく出して演じようという気持ちを上回ったんじゃないかと思うんですよ。

 

わかりやすく言えば、こう(↓)です...

 

仲間を想う気持ち > プロ意識

要は、”プロ意識”がいいパフォーマンスのジャマになる場合も、ときにはあるということなんですよねぇ...

また、卒業する本人たち2人についても、営業用スマイルではなく、これまでの過去の歴史に想いをはせつつ、素の微笑みを出せたんじゃないかと見ていて思いました。

結局、乃木坂46というグループがこれまで刻んできた約7年間の歴史がいい方に出たということかな。

 

まるで熟成した7年もののヴィンテージ・ワインのように、味わい深ーーーいパフォーマンスでした...

 

 

 

だから、”休業”ということを軽く考えちゃいけないと思います。

 

”休業”とは、アイドル活動における熟成を、一時ストップさせるものですから...

 

最近、欅坂界隈でも、今泉&米谷という2人の卒業に伴って昔の画像がTwitterをにぎわせていますけど、デビュー前とかデビュー直後の顔つきと今の顔つきとは全然違うじゃないですか...

 

それはつまり、仲間とともにグループ活動を歩んできたこれまでの歳月が、それぞれの人格を磨き、その結果が顔つきにも出ているからなんです。

 

したがって、休業は、もしあっても必要最小限でなければならない...

 

2014年における乃木坂の生田さんも、昨年の欅坂の米谷さんも、今年4月に休業を発表した葵ちゃんも、いずれも半年~1年弱で戻ってきてますし、来る予定です。

 

しかし、けやき坂の影山さんは、1年を超えて2年近く休業するという...

 

ワインの熟成に例えれば、2年近く、アイドルとしての自分をいったん冷凍保存するようなもの。

 

危ういと思います...

 

また、休業じゃないですが、韓国のIZ*ONEに一時移籍したAKB48グループの宮脇さんをはじめとする3人も、2年半のブランクは危ういのではないのかな、と。

 

48グループメンバーとともに歩むことなく、異国の文化の中で、異なるタイプの熟成をしてしまうのだから...

 

 

だいぶ話しがそれましたが、言いたいことは、昨晩の乃木坂ちゃんのパフォーマンスがいつもと違っていたのは何が原因かと考えたときに、見えない人と人とのつながりが(=関係性。”絆”と言ってもいい)実を結んだのだということ、です。

 

それも、意識の領域にではなく、彼女らの心の奥底に無意識のうちにある連帯感がいい味だしたんですよね。

 

結局、見えるもの、測れるもの、だけが此の世を機能させてるわけではない...

 

目に見えないけれど、人に影響を与え、人を動かすものは、必ず存在する...

 

昨晩の乃木坂は、6人いる3期生に対しても、その見えないものが作用して、好影響を与えていたように思います。

 

とくに芸術,芸能の世界では、見えるものよりも、見えないものの効果や影響に気づき、活用することが肝要なんですよね。

 

ピカソも、「隠された美を見ろ」と言っています(昨日の記事を参照)。

 

もちろん、秋元康氏も、そのへんを考慮してプロデュースしているはずです...