なぜ新聞に広告が入るのか? | 備忘録以上、評論未満。

 

 

 

 

一週間前に

 

週刊誌に関するブログを書いて

 

ふと思い出したことがある。

 

元全国紙の記者だった知人が

 

中学生の娘さんに言われた言葉だ。

 

知人と食事しながらその話を聴き

 

大笑いした。

 

その言葉がこれ。

 

 

 

「新聞ってどうして広告があるの?」

 

 

 

知人はよしきたとばかりに

 

制作上の経費を補うために

 

広告収入があると説明したが

 

娘さんからは

 

意外なひと言が飛び出した。

 

 

「広告が入るのって無料のときでしょ?

 新聞代を払って有料モデルなのに

 なんで新聞に広告が入るの?

 それとなんでチラシが入るの?

 チラシいらないんだけど?

 うちはお金払ってるのに」

 

 

知人、唖然。

 

でも

 

娘さんのこの感覚

 

実は間違っちゃいない。

 

 

 

娘さんはネットの常識である

 

・無料で見るなら広告つき

・有料(課金)なら広告なし

 

このルールに従って

 

お父さんに尋ねたのだろう。

 

疑問を持つのは当然だと思う。

 

そこで新聞社側が

 

・新聞社には大きな維持費がかかる

・広告と購読料がないと維持できない

・チラシを入れないと販売店が成立しない

 

 

自分たちの産業の仕組みを

 

切々と訴えたところで

 

そもそも新聞を必要としない

 

若い世代にとっては

 

「なにそれ終わってる」

「資源の無駄遣いじゃね?」

 

って感覚のはず。

 

あれかな。

 

最後の最後は

 

「みんなが仕事になるように

 複雑なことをやってます」

 

って言いわけか?笑