ソネさんが地上に激突した夢 | 備忘録以上、評論未満。

 

 

 

 

 

久しぶりに

 

奇妙な夢を見たので

 

備忘録として残したい。

 

 

・・・・・

 

映画館で映画を観ていた。

 

たぶんいつか行ったことのある

 

映画館だが

 

韓国映画を観ていたら

 

急に字幕がオール漢字になった。

 

ん、どうしたと

 

わたしも含めて観客がザワつく。

 

場面もそこでストップし

 

スクリーンにはなんと

 

デカいカーソルまで登場。

 

カーソルが縦横無尽に動く。

 

なんだこりゃ。

 

突然ハッとした。

 

わたしの右手にマウス。

 

そのマウスを動かすわたし。

 

カーソルはわたしが

 

肘掛けの上で操作していた。

 

マウスを隠すわたし。

 

場内が明るくなり

 

出て行く人々に紛れて

 

わたしもロビーに行くと

 

なんとそこは

 

四面が大きな窓の小屋だった。

 

後ろを振り返ると

 

いましがたいたはずの映画館は

 

跡形もない。

 

しかも窓から見えるのは

 

ネバダ州とか米国中西部にありがちな

 

果てしない荒野。

 

なんだここはと呆然としていると

 

小屋の端っこに

 

ランニングシャツを着た

 

ガタイのいいおっさんが二人

 

こちらをじっと見ている。

 

目を合わせちゃいかんと思い

 

反対側にあるテーブルを見ると

 

数名が集まってなにかを見ていた。

 

わたしが近づくと

 

テーブルの上に地図が置かれていた。

 

でもどこの言語か知らないが

 

まったく読めない。

 

そもそもここはどこだ

 

それをまず知らなきゃと思っていると

 

地図を眺めていた一人のスーツの男が

 

「わたしは有楽町まで帰るから

 ここへ行けばいいんだ」

 

と確信めいた口調で言った。

 

有楽町。。マジか

 

「有楽町まで行くんですか?」

 

わたしが尋ねると

 

「ええ。もう行きますよ」

 

と男がドアを開けて外に出たので

 

わたしも慌ててついていった。

 

ランニングシャツ二人組は

 

その様子をじっと見ていた。

 

 

外に出て歩き始めると

 

男が

 

「ソネと言います」

 

と勝手に名乗った。

 

ああ、名乗るべきだなと思い

 

「セチと申します」

 

と言うと

 

「セチさん。珍しいですね」

 

とわたしの聞き取りにくい名前を

 

正確に発音した。

 

名前の由来などを

 

簡単に話していると

 

荒野だったはずの場所に

 

急に崖が現れた。

 

そして崖下には

 

なんと繁華街があるという。

 

あれ

 

これ高田馬場じゃねえか?

 

ちょうど

 

戸塚第二小学校の前の道路

 

あたりの道だった。

 

あれを上から見ている感じだ。

 

「降りないとですね」

 

とソネさん。

 

まあたしかにそうだけど

 

これ相当高いぞ

 

下手したら死ぬぞ

 

どうするんだと見ていたら

 

「下にロープが二つありますね。

 あれを使って降りましょう」

 

とソネさんが提案した。

 

だが提案したわりに

 

自分から行こうとしない。

 

するとわたしは思い切って

 

崖から真下にスッと飛んだ。

 

一つ目のロープをうまくつかみ

 

ほどなく手を離すと

 

二つ目のロープもつかめた。

 

しかし下を見ると

 

たぶん三メートルくらいある。

 

高い。

 

足を痛めて骨折するかもな

 

と思ったが

 

ここまできたら飛ぶべしと

 

勢いをつけずに手を離すと

 

その場でジャンプしたときのように

 

なんの痛みもなく着地した。

 

そして上を見ると

 

ソネさんが準備体操をしている。

 

わたしや通行人が見守る中

 

ソネさんは崖からジャンプした。

 

しかも空中で二回転。

 

そのままひざを抱くようにして

 

ソネさんは頭から地面に激突した。

 

驚いたわたしや通行人が

 

呆然としていると

 

ソネさんが顔を上げ

 

「いてえ」

 

ともの凄く低い声でうなった。

 

しかし血がまったく出ていない。

 

その瞬間

 

あれ、これ夢か

 

と口にしたわたしは目が覚めた。

 

・・・・・

 

 

今後もし

 

ソネさんという名前の人に

 

出会ったら

 

あれからどうしました?

 

 

訊いてみよう(笑