GTD Black Ic460ドライバーを試打。Angel-Cや455plusの違い | 私をゴルフに連れてって!

私をゴルフに連れてって!

よく飛ぶドライバー試打します。 ランキングします。コース紹介します。 熱意描きます。75切ります。

GTD Black Ice 460ドライバー

 

ご無沙汰していてすみませんでした。モトギです。

ゴルフの情熱は冷めたり熱くなったりを繰り返してますが、やっぱ楽しいですねゴルフ。

 

さて、

またまたGTDの新作ドライバーの紹介です。

 

それが、コレ↓ 3月下旬〜4月5日に発売の新製品!

GTD Black Ice 460ドライバーです。

 

最初から書いちゃいます。

コレ、滅茶苦茶、マジで、ガチで、

とんでもなく素晴らしいドライバーだと思います。

ワタシ的には最高傑作だと思います。いや、ホント(信じなくても別にいいよ)

 

GTD的に最高?

いえ、私がこれまでに打ったことのある数百本(数えたことないけど100は余裕で越えてるので)の中で、いちばん気に入ってます。

いちばん楽で(簡単で)、

いちばん飛距離が出やすくて、

いちばん安心感があって、

いちばんかどうかはわからないけど、曲がりづらいドライバーですね。

 

やっと出会えたよ〜〜(泣)

私の真のエースドライバーだよ、コレ。

(他のドライバーかなり売り払ってしまった)

練習場で2〜3発打ってすぐに「コレだな」と思い、実際にハーフラウンド終えた時点ですべての迷いが消えました。

ちょっと、コレを超えるのは、難しい。そんくらい。

 

自分のホームコースで「コレ、GTDの新しいドライバーだよ」って、他のメンバーさん4人に打たせてみたんですけど、

4人とも、数発打っただけで、その場で瞬時に購入決定(予約入れちゃいました)。

そして、「アレいつ入荷なの? いつなの? まだなの?」って、うるさいです(笑)

簡単にいうと、かなりの人が「一発で気にいるドライバー」の要素があると思います。

460ccのヘッドに違和感なければ、他に欠点が見当たらないもんなぁ。

 

 

→【販売開始!】Black Ice460ドライバー!

 

 

 

GTD Black Ice 460ドライバー

 

で、

例によって

まずは単刀直入に、自分自身でGTD 455 Plus2ドライバー(GTD 455 プラス2ドライバー)の特徴とスペック書いちゃいます。

 

--------------------------------------

・構造はフルチタン

 ボディー / 鋳造6-4チタン(Angel-Cとかと同じ) 

 クラウン / も鋳造6-4チタン(今回は鍛造じゃないのね) 

 フェース / ZA008チタン(R&A 公認。Angel-Cとかと同じ)

・ヘッド体積はGTD初の460ccフルサイズで、Angel-Cとかと比べると、明らかに大きく、いわゆるシャローバック。

・構えたカンジのヘッドの投影面積では、テーラーメードSIM MAX Dと同じか、ちょっとだけ大きいかな? ってカンジ。でも、PINGのG425 MAX ドライバーなんかよりは小さいです。

・リアルロフロは10.5°で、カチャカチャ式で±1°の可変

・でも、ネック(ホーゼル)がついたので、これまでのGTDのシャフトを挿すと(スリーブは五互換性あり)、0.5インチほど長くなります。

・重量も194~198gでこれまでのヘッドと同じ重さ(ほとんどは196gか167g)

・ライ角は58°(可変 ±0.5° ※Angel-Cが49.5°)ですが、ドローバイアスがかかってます。

・ウェイトは標準で左右に4gが2個ついてます。

価格が455Plus2より1万5千円も安くなりました(455Plus2もAngel-Cも高すぎでしょ)

--------------------------------------

 

で、試打した感想を、これまでのGTDドライバーと比較して箇条書きにしてみますと…

 

--------------------------------------

・ちょうどイマドキのヘッドサイズで、とにかく安心感があって、ぶっ叩ける

・で、明らかに飛ぶ

・いい具合でミートした時の飛距離的にはAngel-Cとかと同じくらいだけど、安心してぶっ叩けるぶんだけ飛距離が出る。

・とにかく構えても、振っても、叩いても、どこにも違和感を感じない。ほんとに素直で普通で、いい意味で個性の強すぎない「いい顔」

弾道は中弾道、ちょい高め。Angel-CやPlus2より「ちょっとだけ高いかな?」くらい。

・メーカー的にはCode-Kドライバーの後継機種とのことですが、弾道はそこまで高くはなくて、Code-Kドライバーと同じくらいのキャリーは出るけど、ランはもっと出る。飛距離とか打ちやすさとか捕まりのよさとか、簡単さ、とかすべてでCode-Kドライバーは上回ってます

・打感は、メーカー(ジョージ武井さんのブログ)では「ガツンと系」って書いてあったけど、自分や、他の試打した人(ひとりは元クラチャン)は、ヘッド自体で弾く系の打感だと思います。悪い音だと言う人はあまりいないと思います。

で、とにかくスイートスポットがバカみたいに広いです。どこに当たっても同じ音で、同じように飛んでいきます。

・シャローヘッドだけど、けっこうディープっぽいフェースなので、スピン量はかなり少ないです。Angel-Cとかと同じくらいです。

・で、とにかく捕まりがいいです。これまでのGTDドライバーの中でも最もつかまります。弾道も高めなのでハイドローが打ちやすいです。

--------------------------------------

 

では、まずは横から見てみましょうか。

 

GTD Black Ice 460ドライバー

 

GTD Black Ice 460ドライバー

 

PINGのドライバーなんかと比べると、そこまでシャローではないけど、ちょうどよいシャロー具合です。ジョージ武井さんによると、シャローヘッドの460ccドライバーの中では、トップクラスで浅重心なんだそうです。

「シャローヘッドは嬉しいけど、スピン量が増えたら嫌だなあ」と思っていたので、すごく安心しました。キャリーとランの比率みたいなのも、だいたいこれまでのエースドライバーだったAngel-Cと同じくらいです。

 

GTD Black Ice 460ドライバー

 

低スピンの秘密は、このフェース際に彫られた2本のミゾにあるようです。

最初は「見せかけ的なものか?」と思ってましたけど、

あまりにも低スピンで安定してるので、「やっぱコレかも」と思いました。

 

GTDのドライバーはどれもこれも低スピンなんですけど、

かといってドロップしたりしないで1900回転〜2400回転くらいでスピン量が安定してるところに特徴があると思います。このBlack Ice460ドライバーも同じです。

 

GTD Black Ice 460ドライバー

 

で、ヘッドはシャローなのに(シャローバック)なのに、

フェース面がけっこうディープなのが、ワタシ的には大好きです。

特に、ヒール側と、トゥの下部分も広くなっていて、すんごい安心感です。

 

ちなみに、フェースのいちばん縦に長い部分(縦幅)の長さを比べてみると、

これまでのGTDドライバーは54mm

このBlack Ice460ドライバーは53mmで、

わずか1ミリしかシャローになっていません。

 

転じて、横幅を比べてみると、

これまでのGTDドライバーは105mm

このBlack Ice460ドライバーは111mmで、

6mmも伸びて、かなり前後の打点のズレに強いことがわかります。

とにかくフェース面とスイートスポットのバカ広さは他のドライバーを圧倒しています。

 

GTD Black Ice 460ドライバー

 

ほぼ同じサイズ(同じ投影面積)のテーラーメードSIM MAX Dと比べてみました。

ね? 広いでしょ? 

Black Ice460ドライバーと比べるとSIMのほうはかなりフェースが小さく(狭く)感じます。

PINGと比べても、そう思います。

 

テーラーメードSIM MAX Dの最大縦幅を測ると54mm(テーラーメードSIM MAXは52mm)ありましたが、すぐにヒールとトゥに向かって流線型のようにキュッと細くなっちゃうんですよね。PINGもそうですが、ヒールに当たることの多い人には不向きです。

SIM MAX Dは個人的にも好きで、けっこう使ってましたが、やはり「フェースのド真ん中で打たなければ」って気持ちになってしまいます。

 

GTD Black Ice 460ドライバー

 

ついでだから上から見たヘッドの感じも比べてみました。

縦幅も横幅もほぼテーラーメードSIM MAX Dと同じくらいですが、

SIM MAX Dのほうが、ほんのちょっとだけヒールからお尻にかけてのラインに膨らみがなくて、Black Ice460ドライバーより、ほんのちょっとだけ「洋梨」の雰囲気があります。

Black Ice460ドライバーのほうが、ほんの少しだけお尻のあたりの膨らみがあります。

でも、かなり似ていますね。SIM利用者が乗り換えるのにはいいドライバーだと思います。

 

ちなみに、家にはないので写真は載せられませんでしたが、PINGのドライバーなどと比べると、ヘッドの投影面積は少し小さく感じます。

でもワタシ的には、このサイズがベスト!「叩ける460cc」って感じがします。

ボールを前にしてティショットの時に構えてみると、こんなカンジです。

非常に座りがよく、地面にポンと置いた瞬間、適正なロフトとフェース角になります!

  ↓ ↓ ↓ ↓

 

GTD Black Ice 460ドライバー

 

さらについでだから、Angel-Cとも比較してみます。

 

GTD Black Ice 460ドライバー

 

右側のAngel-Cドライバーがやけに丸っこく感じられてきました。

ヒールの位置を合わせて写真をとってみたんですが、

後ろに(横に)シャローに伸びているだけでなく、やはりフェースが長くなって、縦にも広くなっていることが、この写真からも伺えます。

 

あと、ホーゼルがついたので、ネックの部分がけっこう違いますね。

スリーブの互換性はあるけど、これまでのGTDドライバーで使っていたシャフトをブラックアイス460ドライバーに挿すと、0.5インチほど長くなります。

でもヘッドの投影面積が大きくなったので、0.5インチ長くなっても、見た目はこれまでと同じくらいか、まだ少しヘッドが大きく感じられるカンジです。

 

ついでに、カンケーないアングルの写真ですが、もう一枚。

 

GTD Black Ice 460ドライバー

 

あと、言い忘れたことあったかな?

 

あ、そうだ、

クラウンはこれまでのツヤツヤした黒ではなくて、

PINGのドライバーのようなマットブラック仕上げです。

(Black Iceユーティリティと同じですね)

 

そうだそうだ。打感ですよね。

例の「即座に予約」してくれた名人いわく(PINGからGTDに乗り換えました)、

「薄い金属で形成されたボディで弾く感じ」と言っておりました。

私も同感です。

 

Angel-Cのような「硬い金属がボールに衝突するような音(感触)」ではなく、

455Plus2のような「チュピンッ」と涼しげに弾くような感じともちょっと違ってて、

Angel-Cがスチール缶だとすると、アルミ缶。バネのような性能を持った、薄くて潰れないアルミ缶。とにかく全身がバネ。

ヘッド自体のどこにも硬い感触が感じられず、

薄くて弾力を持った460ccのヘッドで、

インパクトの瞬間に少しだけボールが食い込んだあと、すぐにヘッド全体でバネのように弾いて飛ばすような感触です。

インパクトの瞬間の超ハイスピード映像でみたら、ヘッドが横にたわんで、ひしゃげて、それが瞬間的に復元してるんじゃないか? って感じです。

音で言うとなんだろうなぁ。「パシュッ」って感じと「カッパーン」って音が入り混じったような感じでしょうか。好き嫌いの範疇に入るほど特異な音ではないですね。

 

動画(インスタ)で聞いてみてください。

https://www.instagram.com/p/CMpZSJmHXYO/

 

 

大事なこと、忘れてたぁ〜。

このBlack Ic460ドライバーですが、

これまで発売されたGTDドライバーの中で、いちばん捕まりがいいです。

GTDドライバーって、あんまり「一般の方に売れること」を考えてなくて、プロの選手(特に女子プロ)が実際にいいスコアを出すために設計されてるので、

・顔つきも普通で特徴なし、

・捕まりも、良いわけでなく、悪くもなく

で、とにかく特徴をわざと出さないようにデザインされてるんですが(プロはみんなそういうのを嫌がる。違和感が嫌いだから)

このBlack Ic460ドライバーは、明らかに捕まりがいいほうです。

ドローバイアスがかかってます。

 

…かといって、

プログレスBB4のようにフックフェースになってたり、

テーラーメードSIM MAX Dみたいに極端にフェースターンして捕まるわけではなくて、

ジョージ武井さんのブログでは「フッカーは危険」みたいに書いてましたが、

ワタシ的には、「ほどよく、確実に捕まる」って感じで、

ぜんぜん違和感はなかったです。

むしろフェードで打つ時に、やりすぎてスライスしちゃう危険が少なくて、すごく安心感がありました。

 

直前まで使っていたテーラーメードSIM MAX Dは、

たしかに確実に(絶対に)捕まるんですが、(確実にフックが打てるんですが)

やはりラウンドの後半で左肘のロックが強くなって、左にダックフックしちゃうことがあって、

それがちょっと怖くて(いや、かなり怖くて)、

「やっぱ普通のテーラーメードSIM (2)にしようかなぁ」と考えてたんですが、

 

Black Ic460ドライバーは、普通のSIM と、SIM MAX D(ドローバイアス)の、

ちょうど中間くらいの捕まりの良さでした。

冒頭の写真ではヒール側に2.5gの鉛が貼られていましたが、それでもSIM MAX Dほどはつかまらず、今は鉛をつけてません。アスリートの方でも使える程度の捕まりのよさです。

スライサーがフッカーになるほどの極端な捕まりではないですね。

 

ラウンドした実感で言うと、

ワタシ的にはあまり飛距離が出ない人間なので、軽いドローでティショットを打っていきたいところなんですが、

右に林があったり、池があったりすると、「捕まらなかったらどうしよう…」

みたいに、思い切ってハザード方面上空に打ち出せず、

結局、右ラフくらいに打ち出して、…結果、捕まりきらず右ラフからセカンド…

 

…みたいなことが多かったんですが、

Black Ic460ドライバーだと、安心して右に打ち出せます。

そして、かなりの確率で、ほどよくフェアウェイに戻ってきます!

このドライバーなら(曲がりの程度は別として)私は確実にドローかフックをかけられます。

これまで使ったことのあるドライバーの中で、最もハイドローが打ちやすいドライバーですね。

 

…なので、ワタシ的には、Angel-Cで使っていた、やや捕まりのよい先調子系のシャフトより、中調子か、中元調子くらいのシャフトに変えて使ってみたいと思ってます。

それでちょうどピッタリって感じです。

(フジクラVENTUSくらいがいいかも)

 

最後にもう一度書きますが、

これは正直いって、かなり完成度が高いドライバーだと思います。

Angel-Cもすばらしいけど「簡単さ、許容性」という点でのみ、少しだけ不満でしたが、

今回、こんないいドライバーを、言葉を濁さず滅茶苦茶な勢いで褒めまくるブログが書けて、幸せです!

 

ちなみに(小さい声ですが)

テーラーメードSIM MAX Dより、10Yくらい飛んでました。。

 

重心距離とか重心深度とか慣性モーメントとかの数値と

設計構造の図を載せときますね。Angel-Cと比較ときます!

 

まずは、Angel-Cドライバー ↓

GTD Angel-Cドライバー

 

そして、GTD Black Ice460ドライバーはコチラ です↓

 

GTD Black Ice 460ドライバー

 

ではまた今度、

計測器で測定した数値や、いろいろなシャフトで試した感想などを書いてみたいと思います!!

 

→【やっと入荷!】Black Ice460ドライバー!

 

→GTD Black ice The MAXドライバーについて