GTD 6周年記念ドライバー(6th Aniv Model)が発売されましたが、
先立って試打ヘッドが手に入ったので、さっそく試打してきました。
Code-kドライバーとどう違うのか?
455Plusドライバーとどう違うのか?
さっそく見て行きましょう。
→GTD6周年記念ドライバー(6th Aniv Model)をラウンドで試打
→ GTD455α(GTD455アルファ)も新発売。棒球、高初速
ヘッドを3種類並べてみました。
455Plusドライバーは私の現在のエースドライバーなので、中央の前のほうに鉛が貼ってあります。すいません(この位置、いいよ)。
こうしてみると、6周年記念ドライバーは、Code-Kドライバーとほとんど同じフォルムをしております。裏面は「まったく同じ」と言っていいですね。
素材も、裏面とクラウンは同じチタンを使ってます。
「特別なチタンと構造でフェースを再設計 よりシャローバックなCode-K限定生産モデル」とのことですが、
Code-Kドライバーとの違い(その1)は、フェースの素材。
Code-Kドライバーで使われていたZA008チタンから、
高反発で、非常に高価な「DAT-55チタン」に変更されています。(R&A公認)
5周年記念ドライバーと同じですね。
フェース裏の構造もちょっと変わっているそうですが、表から見ると変わりません。あいかわらずディープフェースです。
→GTD5周年記念ドライバー(5th Aniv Model)を試打した記事
Code-Kドライバーとの違い(その2)は、クラウンの形状。
素材はCode-Kドライバーと同じ6-4鍛造チタンなんですが、
ヒップにかけてちょっとだけシャローバックになって、
5周年記念ドライバーや455Plusドライバーに採用されている銀色のラインが入ります。
シャローバックになったぶん、2ccだけヘッド体積は減っているそうです。
が、比べてみないと、ほとんどわかんね〜
さっそく打ってみました。(構えた感じ↑もほとんどCode-kです)
で、外見はほとんど変わらないのに、1球打っただけで、Code-kドライバーとの「明らかな違い」がわかります。
Code-Kドライバーとの違い(その3)は、リアルロフト。(なので弾道がちょっと低く)
リアルロフトがCode-kの10.75°から10.5°に変更されております。
なので、まず、弾道が少しだけ低くなり、球が強く、直進性が増したように思います。
弾道はまだ高めなんですが、ちょうどCode-kドライバー(グローレのような高弾道)と、455Plus(一般的な中弾道)の中間くらいの感じです。←これは、いいね!
5周年記念の時に、455ドライバーと同じロフトで少し弾道が高めだったことを考えれば、
今回は、「ロフトを立ててもちょうど相殺されて同じくらいの弾道」かと思ったのですが、
(重心深度は3mm深くなっているとのことでしたし)
でも、実際の弾道は明らかに少し抑えられておりますね。
Code-Kの弾道が高すぎた人にはちょうどいいかもしれません。
ただ、
リアルロフトが0.25度、立ったので、
「真横に打ち抜く」ようにして打つと、弾道はCode-kより低めで強い球になりますが、
重心深度が3mm深くなったので、
ちょっとアッパーで打つと、尻が垂れてインパクトロフトは大きくなり、
途端に弾道は高くなります。その差がちょっと大きいように感じられました。(455Plusはそういうことがないで、球は弾道的に縦に揃いやすいです)
さて、ここからが最も大事な点です。
Code-kとの打った感じの違い、です。
Code-Kドライバーとの違い(その4)は、打感(打球音)。
これ、ぜんぜん違います。
Code-kドライバーは「カコーン」とか「ペケッ」とかいう、
「中が空洞」って感じの、お世辞にもいい音とは言えなかったものでしたが、
GTD6周年ドライバーのほうは、より「バシッ」という音に近づいています。
クラウンのチタンが薄いので(←だから低スピンで飛ぶ)、
バルドのような「バメシッ!」という惚れ惚れするような音とは言えませんが、
よりGTD455Plusドライバーの音に近づいていると思います。(中間です)
Code-Kが「がらんどう」な感じだとすると、
6周年記念ドライバーのほうは少し「中身が詰まった音」に感じられます。
「TN008(Code-K)は粘りが強くボールを掴み押す。DAT55(6周年)は弾き飛ばす感じ」と書かれてありましたが、私の感想は逆でした。
なので、「球持ちがいい」「ボールを潰して運ぶ」という感じがプラスされています。
これは、フェース素材だけの問題ではなく、もしかしたら内部に最後に挿入される「ジェル」の量や位置を変えたからかもしれません(だとすると個体差も出てくるかもしれません)
なので、何球も打ってみると、
(実際は変わらないのかもしれませんが)イメージとしてはCode-kドライバーのほうが、球離れが早く感じられて、初速が少し早いように感じます。
逆に(ロフトが立って球の直進性が増したので)スピン量は6周年ドライバーのほうが少なくなっているように感じます。
結果、(まだ測定していませんが)飛距離はCode-kと同じくらいではないのか、と。
(ランは6周年のほうが多いでしょうね)
これは、好みが分かれると思うなぁ〜
まだあります。
Code-Kドライバーとの違い(その5)は、球のつかまり。
ロフトが立ったのに、球の捕まりは、6周年記念のほうがよかったです。
過去のGTDドライバーの中で最も捕まると言っていいほどで、
455Plusよりも捕まった球が出て、普通に打つと、ほぼみんなドローでした。
私の場合、ほぼ確実に捕まってくれるとわかるので、
右プッシュを打つくらいの感じで思いっきり振り抜いて打てるので、
この安心感は飛距離に繋がるかもしれません。
まとめます。
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(1)Code-Kよりリアルロフトが0.25度立った。なので、
・弾道がやや低くなり、Code-kと455plusの中間くらいになった
・球に直進性が出て、より低スピンになった(気がする)
(2)フェース素材が「DAT-55チタン」に変更された。なので、
・打球音が「詰まった音」になった
・球持ちがよい打感になった
(3)なぜか球がつかまるようになった。
(4)全体的に、弾道も打感も、455PlusとCode-kの中間
(5)飛距離的にはCode-Kとほぼ同じ?(打ち手によって変わる)
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って感じでしょうか。
では、日曜日にラウンドがありますので、実際にコースに持っていって、打ち比べてまいります!(また記事書きます!)コレです↓ ↓ ↓ ↓
→GTD6周年記念ドライバー(6th Aniv Model)をラウンドで試打
GTD5周年時に限定販売された「5th Anivドライバー」は GT455ドライバーをベースに、クラウンの肉厚配分、容積配分、重心距離の変更 そしてフェース素材を変更することで、GT455の特徴を残しつつ、 より進化した結果を叩き出しました。 今回GTDは、その成功体験をもとにCode-Kドライバーの進化に挑みます。 フェースは反発のよいDAT55チタンに変更し、フェース裏の構造も変更。 さらにクラウン曲線を、よりシャローバックにいたしました。 重心深度は3mm深く、リアルロフトも10.75°から10.5°に変更。 これがCode-Kドライバーの最進化系。限定666個(国内550個)のみの販売です。
------------------------- 6周年記念ドライバーの設計ベースとなるのはCode-Kドライバーです。前回の5周年モデルの設計ベースはGT455ドライバーだったのですが、打感が良い、初速が早くなったなどの声が多くありました。今回のテーマは「Code-Kの出球を少し前に!」です。GT455でほぼストレートドローないしはストレートフェードの方々がCode-Kを打つとハイドローになるケースが多くありましたが(プレーヤーのスキルやフィッティングで決まったシャフトによって変わります)、今回はハイドローというよりも「捕まった球で前に」が実現できたと思います。球質的にはCode-Kとそれほど変わってませんが、現在Code-Kを使用してるプロ達からは「打感が良い。直進性が高い」と予定通りの答えが来ています。