【週刊】市場状況レポート 2017.8.28-9.1 | FX,CFD相場メモ タイムリミット

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主旨は自分本位の相場メモとして利用なので
他の方が使えるかどうかはわかりませんが…。

※お知らせ
毎週日曜日発刊です。
次回更新は9/10を予定しています。よろしくお願い致します。


※当レポートの見方
相場動向の分析判断には、1時間足、日足を用いています。
当レポート作成の目的は日々の市場のフローと市場の群集心理を表すセンチメントを
観察することによって値動きのバイアスと偏りを心理的側面から把握することにあります。


【週末データ】
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[NY市場クローズ時レート (日本時間 土曜早朝6:59)]

日経先物CME :19,720(15:00→6:59 +31)
ドル円    :110.26(15:00→6:59 +0.17)
VIX      :10.13
原油(WTI) :47.33



[来週に向けての所感]
(突発的な事件、事象などによる相場の急変動には臨機応変な対応は前提として)
地政学リスクの急落から、急激に戻したのと、月曜日は核実験関連で再度急落する可能性あり。急落した押し目に抜け目なく仕込んでいきたいところ。


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【市場フロー】
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(ドル円109.17)商いも薄くなっているようだ。(国内金融機関 8/28)
(ドル円109.10)午後の商いは閑散となっている。ロンドン市場がバンクホリデーのため休場で、全般に商いが低迷している。  (ロイター 8/28)
(ドル円110.05)「前日からのショートカバーの動きが欧州勢の間で蒸し返されたようだ。」(国内金融機関 8/29)
(ドル円110.03)「(短期筋は)1.19ドル半ばでロングにしたユーロを巻き戻して、米雇用統計を待っている状態。」(FX会社 9/1)



[日経について]
(日経19400円)「米債務上限引き上げ問題の成り行きを見守りたいとして様子見姿勢の投資家が多い。」(国内証券 8/28)
(日経19300円)「短期売買型の個人投資家の一部資金が中小型株に流入し続けているようだ。」(中堅証券 8/29)
(日経19350円)「早朝に海外ヘッジファンドとみられる先物売りが出て過剰な反応を見せたが、全体相場はここまで底堅さを保っている。オプション市場のポジションをみる限り、19000円割れリスクに対する投資家の対応は完了している印象。ただ、指数が下がり切らないため、押し目買いも入りにくい。」(中堅証券 8/29)
「北朝鮮情勢は気掛かりだが、海外勢からのパニック的な売りがないと感じた個人投資家が、ジャスダックに上場する中堅銘柄に資金を振り向けた。」(銀行系証券 8/29)
(日経19500円)「買い戻し主導で上昇したものの、19500円付近ではオプションのポジションに絡んだ売り買いが交錯しやすい。米国市場での楽観的な雰囲気を引き継いでいるが、地政学リスクについても警戒感が残る。」(フジトミ営業開発室ディレクター 倉持宏朗氏 8/30)
(日経19450円)「きょうは規模別で大型株優位だが、中小型株への資金流入が途切れたわけではない。国内年金等の運用対象が中小型株に広がる傾向は変わらない。」(国内証券 8/30)
(日経19500円)「先物主導の買いが入っているほか、バリュー株を中心に配当取りの動きが出ている。」(大手証券 8/30)
(日経19650円)「良好な米経済指標が続き、不安心理は後退した。だが、日経平均は25日移動平均線に接近し、リバウンド狙いの短期筋からは利益確定売りも出ている。」(準大手証券 8/31)
(日経19650円)「連日上昇した反動で利益確定売りが出ている。ただ、年初来高値を更新する銘柄は多い。インデックスで買い上がる投資家は少ないが、個別物色への意欲は衰えていない。」(国内証券 9/1)
(日経19600円)「直近の大型株の戻りは押し目買いというよりも買い戻し。イベント前でもあり、先物ではショートポジションの解消が進む半面、現物では利益確定売りが出ている。」(準大手証券 9/1)




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【市場センチメント】
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(ドル円109.28)「(同期間中に意識された)米政治混乱への警戒感が映されているのではないか。」(国内金融機関 8/28)
(ドル円108.68)「(今回の円高は)前回のミサイル発射から間がなく、市場は虚を突かれた印象。」(国内金融機関 8/29)
(ドル円108.80)「これからの展開次第の面もあるが、株価が下げ渋っており、ドル円も108円前半でひとまず下げ止まったこともあって、ドル円の下方向への警戒感はまだそれほど強まっていないようだ。」( あおぞら銀行市場商品部部長 諸我晃氏 8/29)
(ドル円108.81)「北朝鮮より、米国の動きの方が読みにくい。北朝鮮は無茶苦茶やっているようで、核保有を巡る米国との駆け引きを優位に進めたいだけ。そう受け止められているうちはリスク回避的な動きもマイルド。」(投資顧問会社 8/29)
(ドル円109.78) 「北朝鮮を巡る緊張がくすぶるなかで、リスクオフに傾きやすい地合いもあり、どんどん円売りを進めていける状況でもない。ドル高のトレンドは、はっきりみえていないが、ユーロの上昇トレンドは持続している。」(FX会社 8/29)
(ドル円109.77) 「米長期金利は、低迷する米インフレ率や、北朝鮮を巡る緊張が意識される中での、投資家の安全資産に対するニーズから、下降トレンドにとどまっていると見ていいだろう。」(大手機関投資家 8/29)
(ドル円109.73)「手がかり難で、動きようがない。」(邦銀 8/29)
「円安ではあるが、1ドル109円台はレンジ内の動きだ。心理的節目の110円を超えて円安が進まなければ、投資家心理が改善し株式市場のムードも変わるという展開にはなりにくい。」(内藤証券投資調査部部長 浅井陽造氏 8/30)
(ドル円110.50)「米雇用統計への思惑もあって買い興味は根強く、相場が崩れる感じではない。」(国内金融機関 8/31)



[日経について]
(日経19400円)「買い戻し一巡後は手掛かり材料難となり、上値を買う投資家が不在の状況。もっとも、下値をたたく理由もない。下がれば日銀ETF(上場投信)買いの期待も高まりやすい。」(国内証券 8/28)
(日経19430円)「9月の米国株相場はパフォーマンスが悪いという経験則がある。背景には米国の政治的な問題が起きやすいことや、ファンド勢の手じまい売りがある。日本株にも影響は避けられないとの警戒感が買いを手控えさせている。」(岡三オンライン証券チーフストラテジスト 伊藤嘉洋氏 8/28)
(日経19450円)「大型株の買い戻し一巡後は様子見ムードが広がっている。日本株は北朝鮮リスクに敏感なことから海外勢が新規投資に慎重になっている。」(国内証券 8/30)
(日経19600円)「北朝鮮リスクは継続している。リスク回避ムードの後退というよりも、短期的なあや戻しに過ぎない。日本株もこの水準から上は買いにくい。」(国内証券 8/31)
(日経19642円)「北朝鮮情勢や米債務上限問題もあり、手放しでリスクオンとはなりにくい。東証空売り比率も40%を超える日が続いており、空売りの買い戻しで動いた印象。」(水戸証券投資顧問部チーフファンドマネージャー 酒井一氏 8/31)
(日経19650円)「米国株は過去最高値近辺にあり、グローバルで株式市場が強い。ハリケーンによる米国のガソリン価格の上昇で消費が落ち込み、結果的に米利上げペースが鈍化するシナリオも考えられ、売り込みにくい。」(銀行系証券 8/31)
(日経19700円)「米雇用統計やISM製造業景気指数など米重要指標の発表を控え、新規でのポジションは取りにくい。海外勢が本格的に買い転換しなければ、ここからは上値が重そうだ。」(国内証券 9/1)
(日経19700円)「立会外でのロールオーバーとみられる先物売買に触発されたようだ。米雇用統計前で本来はポジションを持ちたくない局面。引け間際の動きにも警戒感がある。」(国内証券トレーダー 9/1)



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【市場関係者の今後の相場”予想”】
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円はユーロ/円の上昇による円安と、対ユーロでのドル安のあおりの綱引きとなって方向性が出にくく、最近のレンジ内に留まりそうだ。(ロイター 9/1)
来週のドル円はトランプ政策と米金融政策を見極める展開になりそうだ。(フィスコ 9/2)
ドル円は伸び悩む展開を予想する。(FXWave 9/2)



[日経について]
売買代金が低調で市場のエネルギーは乏しく、25日線近辺での攻防を続ける可能性も高い。(ロイター 9/1)
株式市場は、値固めの動きとなりそうだ。(ロイター 9/1)
来週は先週の反動から短期的な達成感も意識されやすいが、リバウンドを試す底堅い相場展開が期待される。(フィスコ 9/2)



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