2023年11月

ブラジル(サンジョセ・ドス・カンポス)

の地で行われた

第5回デフフットサルW杯で、

女子日本代表が

史上初の優勝で金メダルを獲得、

男子日本代表が

位で銅メダルを獲得しました。

 

デフサッカー,フットサルの歴史の中で

初の快挙です。

 

実は、それ以前から

デフフットボール界では

快挙が続いていました。

 

2023年9月から10月にかけて

マレーシアで行われた

デフサッカーW杯で

デフサッカー男子日本代表が

決勝進出を果たし、

「準優勝」という輝かしい成績を

収めていました!

 

 

 

ここでは、

デフフットサル女子代表が

どんな軌跡を辿り

史上初優勝を成し遂げたのか。

 

ここまで7年間

スポーツメンタルコーチ

兼 手話通訳として

チームに帯同してきた中で

 

選手や指導者とは、また違う視点で

読者の皆さんに

お伝えしていきたいと思います。

 


2023.11.3 W杯直前合宿開始


●合宿地はJFA夢フィールド

合宿地は千葉県幕張にある

JFA夢フィールドでした。

 

2023年4月より、

JFAの公式ウエアを

デフサッカー、デフフットサル代表も

着用することが承認され

 

選手もスタッフも

モチベーションを高まる

大きな出来事でした。

 

 歴史ある日本サッカーの

誇りと責任を胸に、

ファミリーの一員として

八咫烏のウエアを着て

戦えることは

特別なことです。

 

一人一人の立ち振る舞いや

その責任は、今まで以上に

強く求められていくでしょう。

 

そして、JFA施設である

夢フィールドで

最後の合宿が実現しました。

 

チームとしても

たくさんの力と勇気を

もらうことができたのです。

 

●バルドラール浦安ラスボニータス

 とのトレーニングマッチ

世界戦前、最後のトレーニングマッチは、

日本一の実力を誇る

バルドラール浦安ラスボニータスさんとの

試合でした。

 

デフフットサル界では

これ以上のスピード、強さ

質の高いフットサルを

やれるチームは世界にはありません。

 

世界レベル以上のフットサルを

肌で体感し、

その中で自信にできることを

見つけられた選手もいました。  

 

デフフットサル代表発足時は、

日本一のフットサルチームと

試合をする機会を得ることさえ

夢のようだったと。

監督は選手に伝えています。

 

それは、山本監督が率いてからの

10年間でデフフットサル

女子代表チームが

レベルアップしてきたことを

証明するものであり、

 

またこういった機会に

力を貸してもらえることに、

チーム一同改めて

感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

この4年間で

レベルアップしたことを自信に

胸を張って世界と戦ってこようと、

監督から選手への

メッセージもありました。

 

 

●国内合宿最後のミーティング

出国前夜のミーティングでは、

ワールドカップに向けた抱負を

選手とスタッフ一人一人が

一言ずつ伝える機会があります。

 

チームとして

一体感をもって戦うために

四年前のリベンジへの思いや

一人一人の決意を

チームで共有しあう

大切な時間です。

 

その想いを語ることが

苦手な選手もいますが、

自分の思いを

仲間に言葉として伝えることは

互いへの信頼と

思いやりを築く上で

大切な機会だと

私は思うのです。

 

自分一人だけじゃく

仲間や誰かのために

戦うことは、

とても重要な局面で、

大きなエネルギーと

変わっていくこともあるのかなと

思います。

 

 

●大会レギュレーションが変わる

国際大会は

イレギュラーなことも多く起こります。

日本とは違う文化、価値観の中で

あらゆる場面を想定して

準備をしていくことも

いつも通りの力を

発揮するには必要です。

 

出国前にケニア、ガーナの

アフリカ代表勢が

規定違反で不参加となり、

 

対戦相手国やスケジュールが

大幅に変更されました。

 

予選の戦い方を修正や

新たな対戦国のスカウティングなども

指導者側は求められることになりました。

 

世界で勝ち抜くには

状況を受け止め、

対応していく力も大切です。

 

様々なことを感じながら

無事合宿を終え、

いよいよブラジルへ向けて出発!

 

ブラジル入りしてからのことは

こちらの記事へ