読書日記7 | Life in ride

Life in ride

ただただ日々のスナップをのせる
個人的なブログ

チャリング・クロス街84番地 (増補版)

へレーン ハンフ 編著 

江藤 淳訳


なんとも心温まる作品。

好きなことを通じて、全くの他人と交流できる。それは、素晴らしい広がりを感じる。

人生も、社会も、自分から少し扉を叩いてみたり開けてみると ずっと変わってくると思う。

内容は、古本屋の店員と注文依頼のお客さんの書簡だけ。お互いに根っからの本好きなので、スノッブなやり取りなんて無い。

でも、その内容はとても高度で専門的。読み進み、あ、この人達は本物なんだな、と知る。

登場人物達の朗らかさ、謙虚さ、寛容さに安心する。そしてユーモアのセンスと言い回しが抜群に良い。

当然、訳者が素晴らしい。


書簡の間隔が長くなっている時、読者としても、

それぞれ皆充実してその月日を過ごしているのだろうと、いろいろと想像する。


とても良い本を読んだ。



次は、

坂木司さんの

アンと幸福



純粋で正直なアンちゃんは たまに傷ついたり悩んだり。

自分の周りで起こること。出会う人。

アンちゃんは素直だから、様々に影響を受けて成長していく。

読後はすっきりと心地よく、ほんわかと明日への活力を感じられる。

アンちゃんの本は4冊目。次に会うのは、どんなアンちゃんだろうか。


またしばらく大福や団子を買うだろうなぁ。