今回は、CBX1000の充電不良の修理です
元々、車検での入庫で「電圧計での充電電圧が低い気がするので、合わせてみてほしい。」との事でした。
お客様が自走で当店へ向かう最中、ついに完全に充電しなくなり入庫時にはバッテリー電圧が9V・・・。
途中で止まらなくてよかったです
お客様の要望でリモーション製ACGキット取付、メインハーネスの交換を依頼されていましたが
まずは充電不良の原因を特定します。
ジェネレーターを分解。
ブラシが使用限度のラインも越え、摩耗していました
内側はほぼ接触していない状態。(通常は、外側のように接触部分が銅色に光っています。)
ステーターコイル、ローターコイルの抵抗値は基準値内でしたので、今回の充電不良はブラシの摩耗が原因でした。
CBX1000、CB-FやCBX400Fなど、ブラシ有りの励磁式ジェネレーターは、ブラシの摩耗に注意です!!
今回はリモーション製ACGキットへ交換するため、今後はメンテフリーになりますね
分解、洗浄してACGキットを組付け。
カバー類は純正を使用するので、見た目が変わらないのがいいですね!
合わせてメインハーネスも交換していきます!
交換後、充電電圧をチェック。これはアイドリングでの数値です
バッチリでていますね!
ヘッドライトを点灯させても、アイドリングで13V出ています!
メインハーネスの交換もあり、エンジン始動後の安定性や、出だしのトルク感も上がっていました。
何よりもヘッドライトの明るさが明らかに増しました
車検時にテスターで測定しても、アイドリングから十分な光量が出ていました。
ウオタニ取付の効果も度々ご紹介していますが、電気周りのリフレッシュは特に旧車の場合、
かなり効果が体感できると改めて感じました。
充電不良は、出先でエンジン始動不可になり立ち往生したり、過充電でも電装品にダメージを与えたりなど、
トラブルの元になります!日頃からのチェックが大事ですね
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