今回は、少し変わり種?なVFR400Rの作業紹介です
貴重な純正ロスマンズカラーです!
ヤフオクでエンジン始動可、とのことで購入されましたが届いてみるとエンジンがかからず。
他にも不具合が多数あり、修理と車検で入庫しました。
現状をチェックしていきます。
キャブレター周りは、手が入っているようですが、不具合多数です...。
スロットルケーブル取付部が破損し、ケーブルがおかしな角度で付いています。
キャブレター本体も、インシュレーターに奥まで入っておらず、固定のボルトも閉まっていません
キャブレターは、要オーバーホールですね。
ガソリンコックの負圧ホースもホームセンター等で売っている物が付いています。
これは、熱やガソリンですぐに劣化し、硬化してしまうので、ホンダ純正のホースへ交換します。
エアクリーナーエレメントも汚れはありますが、これは部品欠品のため清掃して再使用します。
キャブレターを分解してチェック。
ここで現状付いているキャブレターが、後期型(NC30)の物だと判明
さらに一度分解されているようで、欠品部品が多数ありました。
NC24とはセッティングやエアクリーナーボックスの形状も違うため、このまま使用は出来ないと判断しました。
お客様が持込していた部品取りのキャブレターと合わせて3個1で組みなおしする事に。
ガソリンタンク内部に錆がある為、錆取りをしました。
タンク内部でストレーナーが外れていたのと、ナットが混入していました
その他、ボルトが閉まっていない箇所も多数あり、各部をよくチェック、増し締めをしながら作業を進めます。
ヤフオクでの車両売買はこういうリスクも多くありますね
キャブも完成し、無事にエンジン始動!!
前後タイヤ交換、フォークもオイル漏れがあり、オーバーホールして車検を取得
テストランをして、完成へ向け進めます!
しかし、テストラン中にトラブルが発生!
メインヒューズが飛んでしまい、再始動が出来なくなりました。
原因を調べたところ、
レギュレーターがパンクし、内部でショートしていました。
VFR系では、レギュレーター故障がかなり多いらしく、特にこのNC24は
純正レギュレーターがシート下の#1,3エキパイの付近にあるため、熱が原因で破損するようです。
納車前に症状が出て良かったです
他車種のレギュレーターを使用し、熱対策で左側カウル内に移設しました!(NC24以降は、純正でこの位置になっています。)
再度、テストランをして問題ないのを確認し、完成となりました!
不具合や、イレギュラーが多く、かなりお待たせしてしまいましたが無事に納車できました。
今後もよろしくお願いします
店舗の営業の件で、連絡があります!
現在駐車場及び、工場前のアスファルト部分を張り替えの為に剥がしています。
そのため車両の入庫、出庫ができない状態です。
工事は約1週間で終わる予定なのですが、天候などで変わる可能性があるためまた状況を報告します。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。