T様のCBX’79 エンジンフルオーバーホール!! その4 | moto-JOY Blog

前回、クランクシャフト、ミッションの点検が終わったT様のCBX’79 16万キロ走行号!!

前回の記事はこちらから!

 

外注に出した部品達が戻るのを待つ間に他の作業を進めます。

まずはセルモーターの分解、点検。

 

写真では解りづらいですがモーターの中にオイルが入ってしまっています。

 

このオイルシールが劣化してエンジンオイルが侵入してきたようです。

オイルシールの部品の設定がありませんので今回はカバーを中古良品と交換。

ブラシはたくさん残っていましたので洗浄してアーマチュアを研磨して組立です。

 

 

続いてACG。過去にブラシ交換などさせていただいております。

 

とはいえ、それなりに汚れています。

ローターコイル、ステーターコイルの抵抗値を測定。

共に指定の抵抗値ですので異常なし。

今回はベアリングの交換、T様がお待ちの中古ステーターコイルに交換するメニューになりました。

 

洗浄、ベアリング交換、スリップリングの研磨をして組立ていきます。

 

まずはクランクシャフトが修正から戻ってきました!

バランス取りをしてもらいましたので新しいドリルの穴が開いています。

これからコンロッドとジャーナルのメタルのオイルクリアランスを測定してメタルを交換していきます。

 

プラスチゲージを使ってクリアランスを測定していきます。

コンロッドメタルはこんな感じで少しクリアランスが大きいので

1つ厚いメタルを使用しました。結果オイルクリアランスは約0.04mmに。

  

  

 

クランクメタルも同様にクリアランス測定。

同じようにクリアランスが少し広めですので1サイズ厚いメタルを使用して約0.04mmに調整。

  

 

シリンダーヘッドもシートカット、バルブ研磨が終わり戻ってきました。

 

早速バルブを摺合せします。当たり幅が均一で気持ちよいですね~

 

 

摺合せが終わればステムシールを交換して組立していきます。

バルブスプリングを計測しましたが自由長に異常なしでしたが

今回バルブスプリングは中古良品に交換しました。

 

シリンダー、ピストンもボーリングから戻ってきましたのでいよいよ組立に入っていきます!!

この続きは次回に!!

次回いよいよ完成!?なるか?

 

 

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