エンジンは完成したけれど、ここからもしっかりと進めます。
まずはキャブレターから
ジェットにつまりは無く、洗浄で大丈夫な様子ですが、、、
リップ部に点がありますね。フロートバルブとの当たりによって出来た凹みなのですが
これがあると必ずオーバーフローします。
キレイに研磨しました。
連結を分解し、必ず漏れるＴジョイントを交換。チョークバルブも交換します。
Ｔジョイント
ガソリンを通して油面、オーバーフロのチェックをして
キャブレター完成
この後もちろん同調、スロー系調整です。
この後、エンジン始動に問題が
セルが重く、クランキングを続けられない
セルモーター単体のチェックでは問題なく回るのですが、、、よく見てみると、
軸受け部が編磨耗しています
アーマチュアコアに摺った跡があります。
単体で、空転させる分には何かに押される事がないので、センターがずれないので通常通り回転できるが、
いざギアを回すとなると、センターを保持できず、内部に接触してしまっているようです。
仕方が無いので、交換です。
お次はいきなりホイールが外れてますが、ダブルディスクにするための作業です。
以前は、大径ディスクを入れるためにホイールセンターを右にずらして組んでいたとのことなので、
まずはセンター出しをします。
そして、ディスクを組み付けて車体に合わせると
右側
左側
なるほど、約1ｍｍ。中々クリアランスが厳しいですね。
このままでは何かあった時にディスクとフォークが当たってしまいます。
色々解決策はあるのですが、
フォーク内側を０．５ｍｍ削ります。
しっかりと厚みのあるアウターなので、問題はありません。
そして約１．５ｍｍクリアランスができたのでこれで安心
組み付け完了
他にはブレーキマスター交換、バッテリー交換、ガソリンタンクの錆取り、
無敵のＡＳウオタニＳＰ－２取付け、各ボルトのトルクチェックや、調整、グリスアップをして
入念にテストランと、調整をして完成です。
ミッドナイトの集合管とセパハンの組み合わせがとても好き
もう早速、慣らし後５００ｋｍのオイル交換をさせてもらいました。
ひとまずの慣らし目安、１．０００ｋｍまで雪が降る前までに頑張って下さい
あっという間かな？