S様の750SS H2A 乾式クラッチキットを取付け!! | moto-JOY Blog

前回、フロントブレーキ強化とチャンバー取付を行ったS様のH2A!!

 

前回の記事はこちらから!!

 

実はもう一つご依頼されていた作業がありました。

なんと、ドイツ製のH2用乾式クラッチキットの取付けです!!

 

ご注文いただいてから2か月の納期でしたがようやく納品されました!!

総削り出しのクラッチカバーです!!

 

 

では、早速組付け開始です!!

純正クラッチを取り外していきます!!

 

 

純正クラッチのプライマリーギヤのみ使用します。

リベットを外してアウターとギヤを分離します。

 

 

このプライマリーギヤをキットの部品と組み合わせてエンジンに取付けしていきます。

言葉で書くと一瞬ですがここに至るまでは紆余曲折あるわけです。

無事にクラッチカバーの取付けまで完了です!!

 

 

見たことあるクラッチだと思った方はその通りです。

このキットはDUCATIの純正クラッチを利用して乾式クラッチにしています。

順番に組立てていきます。言葉で書くと簡単な事です。

 

 

何度も仮組してクリアランス確認したり、接触箇所を切削したりしながら

無事に乾式クラッチキット組み付け完成です!!

海外製品としては比較的楽に取付けできる方だと思います!?

 

オイルポンプカバーとクラッチカバーはオプション設定です!!

こちらも削り出しです!!

 

基本?ボルトオンで取付けできます。

純正クラッチに戻すにはクラッチハウジングをもう一つ用意するか

ばらしたクラッチを組み立ててモトに戻すかです。

 

動画を撮影しました!!

乾式クラッチのレーシーなサウンドをお聞きください!!

 

H2の純正クラッチはパワーを上げると滑りやすく、熱を持つと切れづらいです。

何とかできないかと、社外のプレート、強化クラッチ、クラッチレリーズなども販売されています。

ちなみに市販レーサーH2R、H1Rは乾式クラッチです。

純正クラッチカバーを加工して、乾式クラッチ化されている方もいらっしゃいます。

このキットの良い所はミッションのメインシャフトはそのまま純正を使える事です。

この為クランクケースを割る事なく乾式クラッチ化できます。

純正に戻すのも容易です。

またクラッチハウジング本体はDUCATI純正ですので後々のメンテンスも部品調達が容易です。

 

H2にお乗りの方で、この乾式クラッチキットにご興味がある方はご相談ください!!

さて、実はもう一つ作業のご依頼をいただいております!!

もうすぐ部品も入荷するはずです!!

作業行いましたらまたご紹介いたします!!