先月作業させていただいたW3エンジンオーバーホールです!
入庫時はシリンダー周りからのオイル漏れがあり、腰上オーバーホールの予定でした。
分解開始。
腰上を分解し、各部チェックを進めていると、
1番コンロッド小端のブッシュが緩くなり、回っていました。
これを直すには、腰下まで分解、クランクシャフトを単品にしブッシュを作製する必要があります。
ここでお客様と相談し、腰下までのフルオーバーホールへ変更になりました!
エンジン降ろし、分解していきます。
今回、クランクシャフトオーバーホール、シリンダーボーリング、バルブガイド作製を
以前こちらの記事でも紹介した「Uークランク」様で作業して頂きました。
加工から戻ってきた部品たち。
バルブはお客様持込の純正新品に合わせ、ガイドを作製してもらいました。
ピストンはドリームタイマー製の0.50オーバーサイズを使用しました。
ガバナーもUクランク様にて修整、オーバーホール。
磨耗部位を肉もり溶接で修整してもらえます。
ダイナモも分解、洗浄しブラシを交換。
組立を進めます!
オイルタンク内部、フィルターも洗浄して組付ます。
Uクランク製オイルフィルターキットも取付したのですが、写真を撮り忘れました...。
軽自動車用のカートリッジオイルフィルターを使用でき、異物や汚れを取り除けるので、
エンジンオーバーホール時には是非取付をオススメします!
エンジン始動、キャブレター調整等して完成です!
オーバーホール前とは明らかに振動も減り、スムーズで乗り易いエンジンになりました!
始動直後からアイドリングも安定し、オーナー様も驚かれていました。
ご参考までに、今回のような内容で費用の方が約60万円~となります。
腰上のみや、エンジン以外(車体、電装周り)の作業金額もお見積もりできますので、
気になる方、不調等でお困りの方はご相談下さい。