T様CBX1000 異音修理 | moto-JOY Blog
みなさんどーも!

モトジョイブログご無沙汰のアイザワです。


3月になってやっと暖かくなってきたと思ったら急に雪とか降り出す今日この頃



毎年この季節に花粉による過剰な攻撃を食らうわけですが、鼻栓しながら頑張っております!



さて今回は異音の修理で入庫しましたT様のCBX1000の作業報告です。



T様が20年前に購入されて現在まで乗ってこられたCBX1000
最近クラッチのとこから変な音がするとのことでした。

早速エンジンをかけて確認おするとひゅんひゅんと高い音がしますね~
ただクラッチのダンパーのゴトゴトした音ではないです

これは・・・

と言うことでまずはクラッチカバーを外してみて状態を確認ましたが、これといって問題があるようには感じませんでしたので次にエンジンを下ろしてクランクケースを分解してみます。




そそくさとエンジンを下ろす準備をしていきます。
この辺りは慣れた感じにさっといきます。




そして3人がかりでエンジンを下ろしてこんなスマートな車体に!!

CBX1000のエンジン下ろすのはいつもマンパワーです!!




そして作業台の上へ
今回は腰上の作業をしないのである程度掃除をして外すものを外したらごろんと回転させます。


あっと言う間に御開帳~~
この辺も慣れてくるとパッパと進んでいきます。



異音の原因になりそうな物がないか探りながら一つ一つ部品をケースから外していきます



細かく分解、奇麗に洗浄をしていくと・・・

本来スムーズに静かに回転するものからジャラーと音が!



そうです!
プラマリーシャフト圧入されているこのベアリングがだいぶへたってきてたみたいです

幸い、新品の純正部品がまだでていたので交換していきます。

プレスを使って丁寧にベアリングの入れ替えをします。



ケース側のベアリングも念の為に今回一緒に交換します。


均等にしかっりとケースに打ち込んでいきます。


スタートクラッチのスプリングとキャップも交換します


クランクシャフトとのタイミングをしっかりとってプライマリーシャフトを組み付けます。

写真を撮るのを忘れてしまいましたが、分解したミッションも奇麗に洗浄した後に点検して問題ない状態なので組み付けていきます。

ケースを組み付けてジャーナルやケースのボルトを規定トルクで締め付けてからオイルストレーナーを取り付けます。
このストレーナーは目が詰まってりしてしまうとオイルの潤滑不足などが起こってカムシャフトやクランクシャフトなどが焼き付いてしまうので要注意です!!


そんなこんなでクラッチ側はついてないですがエンジンはほぼほぼ完成です。


後は車体のにつみこんでいきますがそれは次回ということで。


当店ではこんな修理も依頼があれば行うことできますので気になる方はぜひお問い合わせください!