ここ数日の試乗ですっかり日焼けしたメカニック 加藤 です。
ここ1週間ほどばたばたしておりまして・・・
BLOGの更新が遅れてしまいました・・・
まずはY様のXS1の続きからです!!
前回で足回りが完成しましたので
今回はエンジン調整などを進めます。
まずはカムチェーンテンショナー調整から。
点火時期の調整の前にしなくてはなりません。
理由は・・・考えてみてください!!
続いてバルブクリアランスの調整。
調整窓が大きくてやり易いです♪
タペットカバーのガスケットも交換します。
初期型はペーパーガスケット。
後のTX、XSなどはOリングに変わっていきます。
オイル交換、オイルフィルターの洗浄をします。
写真の丸いカバーの中にフィルターがあります。
よく見るとエンジンカバーのボルトがキャップボルトなのが見えると思います。
この当時(’70)から純正でキャップボルトなんです!!!
ヤマハが一番最初に使い始めたはずです!?
これがオイルフィルターです。
細かい金属製の網ですので穴が開かない限り洗浄して使えます。
今回も洗浄して再使用。
ガスケット類も交換です。
Oリングチェーンが取り付けてありましたので
もしやと思いフロントスプロケットを外してみると・・・・
やっぱり・・・チェーンがクランクケースと接触して削れてますね・・・
当時のシールの無いチェーンは幅が細いので
Oリングチェーンをつける場合気をつけないといけません!!
50サイズの安い?Oリングチェーンは幅が広いものが多く、
このようにクランクケースと接触する事があります!!
幸いこのXS1はオイル漏れにつながるようなところでは無いので良かったですが、
車種によっては・・・・厳しい修理になることもあります・・・。
このようにクランクケースと接触する事があります!!
幸いこのXS1はオイル漏れにつながるようなところでは無いので良かったですが、
車種によっては・・・・厳しい修理になることもあります・・・。
では、旧車にはシールチェーンがつけられないのか!?
いえいえそんなことはございません!!
現在は幅がシールなしのチェーンと同じサイズのシールチェーンがあります!!
多少お値段は高めですが格段に耐久性があがります!!
気になる方はご相談くださいね☆
いえいえそんなことはございません!!
現在は幅がシールなしのチェーンと同じサイズのシールチェーンがあります!!
多少お値段は高めですが格段に耐久性があがります!!
気になる方はご相談くださいね☆
この車両には標準仕様のシールなし強化チェーンを取り付けました。
まめな給油と調整をしていれば長持ちするのですが・・・・
チェーンが伸びる原因の多くは錆によるものだと思います。
Y様、頑張って給油と調整をしてくださいね~!!
左のエンジンカバーを外したのでローターコイルのカーボンブラシを点検しましょう。
ブラシが磨耗してしまうと充電不良の原因になります。
消耗品ですので定期的に点検、交換が必要です。
これがブラシです。
仕様限度のラインがありますのでそれを目安に交換します。
このブラシはまだ大丈夫。
洗浄して取り付けです。
ついでにローターコイル側の接点もペーパーで洗浄しておきます。
XS、TX系ではしばしば充電不良の修理が入庫します。
かなりの確立で破損しているのが「ローターコイル」です。
ローターコイルはブラシから電流を受け取り磁化され
ステーターコイルに電力を起こします。
まめな給油と調整をしていれば長持ちするのですが・・・・
チェーンが伸びる原因の多くは錆によるものだと思います。
Y様、頑張って給油と調整をしてくださいね~!!
左のエンジンカバーを外したのでローターコイルのカーボンブラシを点検しましょう。
ブラシが磨耗してしまうと充電不良の原因になります。
消耗品ですので定期的に点検、交換が必要です。
これがブラシです。
仕様限度のラインがありますのでそれを目安に交換します。
このブラシはまだ大丈夫。
洗浄して取り付けです。
ついでにローターコイル側の接点もペーパーで洗浄しておきます。
XS、TX系ではしばしば充電不良の修理が入庫します。
かなりの確立で破損しているのが「ローターコイル」です。
ローターコイルはブラシから電流を受け取り磁化され
ステーターコイルに電力を起こします。
発電機の話だけで朝までかかりそうなので・・・
早い話が「ローターコイル」が断線もしくは短絡すると発電しなくなるわけです!!
ローターコイルは巻き替えで直すことができます。
充電不良の修理で(他の修理も)一番重要なのは、
故障箇所、原因を特定する事です。
これがしっかりできていないと無駄な出費になったりします。
やみくもに部品を交換しても直らないときは直りません・・・。
早い話が「ローターコイル」が断線もしくは短絡すると発電しなくなるわけです!!
ローターコイルは巻き替えで直すことができます。
充電不良の修理で(他の修理も)一番重要なのは、
故障箇所、原因を特定する事です。
これがしっかりできていないと無駄な出費になったりします。
やみくもに部品を交換しても直らないときは直りません・・・。
古いバイクの故障の多くは電気系です。
充電系、点火系、接触不良・・・。
逆に言えば電気系をしっかりさせると故障がグッと減るわけです。
70年代辺りですと各メーカー試行錯誤をしている最中ですので
充電系、点火系、接触不良・・・。
逆に言えば電気系をしっかりさせると故障がグッと減るわけです。
70年代辺りですと各メーカー試行錯誤をしている最中ですので
発電機一つとっても様々なタイプがありますし、車両によって壊れやすい物も有ったりします。
もし「バッテリーを新品にしてもすぐにあがってしまう」
「ライトを点けるとアイドリングしない・・」などの症状がでたら
充電不良の疑いありです。
もし「バッテリーを新品にしてもすぐにあがってしまう」
「ライトを点けるとアイドリングしない・・」などの症状がでたら
充電不良の疑いありです。