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前編:元日に弥山を登った理由

中編:選択したルートと、宮島到着まで
後編:厳島神社参拝~弥山登山まで

└厳島神社参拝

└弥山登山

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厳島神社参拝


さて、到着した宮島ですが思いのほか人がいません。
「元日は激混み」情報を鵜呑みにしていた私は拍子抜けしたのですが、であればむしろチャンスと厳島神社へ参拝することにしました。


 

 


宮島では参拝時にしゃもじがもらえます。
ここで今年の干支がねずみ年だと初めて知りました。
 

 

 


参拝後におみくじを引いたのですが、私は吉で弟は末吉。
気になったのは「これは一度あやまち、後に改めて吉となる兆しなり。」という1文でした。
普段の生活からあやまちだらけですが、粛々と改めて謙虚に行きたいと思います。
 

 

 


私の吉と弟の末吉のどちらが上が議論になり、25の歳にして初めて吉が大吉に次いで序列2位だと知ったのでした。
弟が兄に勝てる世の中などないのだよ、ふはははは。
平家の如く驕りが止まらないぜ!


弥山登山


そんなこんなで弥山ナイトハイク、開幕です。
 

 

 


と言いたいところですが、早速登山口を「あやまち」、大聖院の方に進んでしまいました。
わけも分からず、2人で鐘をついて満足。
 

 

 


道を間違っていることに気づいたので、元に戻って仕切り直しでスタートしました。
余裕を持って登りの時間を設定していましたが、
・急遽決めた厳島神社の参拝
・登山口の間違い
によって、大幅な時間ロス。。。


標準コースタイムが1時間30分~2時間(休憩含む)なのに、7:17の日の出までにあと40分しかない!ということで恒例の爆速登山が始まります。
山で生じた予定外は全て己の脚で取り戻す。
これが私のモットーです。
※普段から計画どおりに進めろ
 

 

 


初登山の弟にはたまったもんじゃなかったでしょうけど、6年運動してなかった割には最後までついてきました。すごい。


そしてなんとか間に合わせ、瀬戸内海をオレンジ色に染め上げる初日の出を拝むことができました。
正直、山を登り始めてから何度も日の出を見ていた私は舐めていたのですが、蓋を開けてみればびっくり。
 

 



穏やかな天候に恵まれたおかげで、どの島よりも高い弥山からはシルクのシーツのようになめらかな海が横たわっている様が見えました。
そして、はるか先の水平線が見渡せた先の初日の出は、これまで見てきた日の出とはどこか違い、とても穏やかでした。


快晴の日の出の光はなかなか直視できるような明るさではなく、その姿を表したときは目を細めなければ見つめられない力強さがあります。


だけど、今回の日の出はそのままじっと見つめていられるぐらいの優しい光で、照られた瀬戸内海の島々はとても美しかったです。
ハードな初登山になってしまったけど、弟もなんだかんだで満足そうだったので良かった。


そんなこんなで山頂はしばらくごったがえしていたので、3mほどの高さの岩を2人でよじ登り、写真を撮って来ました。


 

高所恐怖症だとこの時初めてわかり、足が竦む弟。
 
 

 
 
平家から調子乗りパワーを貰った私。
 
 
 


下山はぱぱっと行い、帰りには宮島でしか食べることのできない揚げもみじを買ってフェリーへ。
 

 

 

 

御朱印も貰いました。

右が厳島神社で、左が弥山本堂。

 

 

 


宮島ではあなごめしが人気で、大体2000円ぐらいで少しいい値段なので兄貴風を吹かせて弟を連れて行こうと事前に調べていた「うえの」へ。


どうやら数あるあなごのお店の中でもここが1番人気のようで、開店直後から大行列が出来ていました。
実家にいる母に宮島土産を何も買ってこなかったので、3人分の弁当を買って帰ることに。


美味しかった。
 

 

 


年始の初日の出を拝みに弥山登山、とても良かったです。
ただし、初日の出用のロープウェイが整備されていたこともあり、とても混雑していたので来年は更に標高を1000mぐらいはあげようと思いました。


来年こそは目指せ鳥取の霊峰、伯耆大山。