あけましておめでとうございます。

 
 
新年早々、初日の出を拝みに宮島の弥山へ、
そして出世に有名な高麗神社付近にある日和田山へ、
立て続けに登拝をして参りました。
 
 
今回は宮島の方に関して。
これからの話は長くなりそうなので3編で分けます。
 
 
前編:元日に弥山を登った理由
中編:選択したルートと、宮島到着まで
後編:厳島参拝~弥山登山まで
 
 
 
 
元日に弥山に行った理由
 
 
実家が広島で、今年はとある事情で帰省しました。
(あんまりにも帰らないから、新幹線のチケットが送られてきて強制送還だなんて言えません…)
 
 
せっかく東京から離れた地域に行くのだから、登山にハマったばかりの私としては、是非ともその地の名山に登りたいもの。
 
 
···ところが広島には目立った山がねぇ!
中四国へ視野を拡げれば、伯耆大山・石鎚山・剣山と百名山がありますが、急遽決まった帰省では準備が間に合わない。
 
 
早々にガチ登山を諦めて、それならそれで目的を変えようと考えた私。
 そこで思いついたのは、、、
 
 
そうだ、弟を登山に連れ出そう!!!
 
 
大学生の弟はサークルにも入らずバイトに明け暮れ、理系学部で女性との接点もまるで無い。
自分のことは完全に棚に上げて、兄としては常々この非モテ陰キャを何とかしたい!と駆られていました。


きっかけをつくり、アウトドア趣味が芽生えれば、家に引きこもってゲームをするよりも幾分マシじゃないかという安易さと偏見にまみれた思想の下、私は密かに連れ出すことを決意しました。
 
 
弟はもとより私よりも抜群な身体能力があるものの、ここ6年はぐらいはまともに運動してないとのこと。
いきなり本格的な山に連れ出すのは無理ですが、幸いなことに行ったら抜群の絶景に出会える山なら近くにありました。
 
 
そう、それが宮島の弥山です。
かの伊藤博文が、「日本三景の一の真価は頂上の眺めにあり」とまで絶賛したと言われる山です。
 
 
弥山は私がまだ山にハマっていなかったころに1度登ったことがありました。
535mとはいえ小さな瀬戸内海の島々の中で付近随一の標高を誇る山頂からの景色は、低山には思えぬ圧倒的なパノラマが広がっていた記憶がありました。
 
 
私としても初日の出の景色には興味があるし、幸い元日の天気の予報は晴れ。
そうなれば断られようが兄貴の強権を発動して強引に連れ出すことは必然です。
 
 
とはいえ僅かながらも弟に拒否権を認める心優しき兄として、
「行くぞ(強制)」      ではなく   「行ってみよ?(強制)」
と誘ってみたところ、案外「いいよ」とあっさりと承諾を受けました。
 
 
かくして、ガキ使・お笑い荘を観てからの元日弥山ナイトハイクが決まったのでした。