U字工事が

真打ちに昇進するという

漫才協会から
祝いのコメントを書いてくれ
というお願いがきた

U字工事本人達の要望らしい

もちろん快諾したのだが

漫才に
真打ちがあるというのに驚いた

単なる
色物だったお笑いが

昨今のお笑いブームで
地位が向上できたのは喜ばしい限りだ


U字工事は

以前
俺がお世話になっていた
アミーパークという事務所に所属している

アミーパークには

お笑いは
何人かいたのだが

ハッキリ言って
パッとしたやつはほとんどいなかった

事務所の忘年会の時に

なぜか
全員

俺にネタ見せして
その後に

俺が
お年玉をあげることになっていた

俺は
絶対に売れる
というのはわからないが

絶対に売れない
というのはわかる

いま売れている
じゅんいちダビットソンも
そこにいたが

その時彼は
漫才をやっていた

売れないだろうなと思ったが

彼に関しては
ピンになったのが正解だったね

その中で
U字工事には
すごく可能性を感じた

いまと同じ
田舎ネタをやっていたが

新鮮味というか

変にすれていない
フレッシュさを感じた

期待をこめて

彼らには
最初の衣装を作ってあげた

おまえら売れた時に
モト冬樹さんに衣装を
作ってもらったって必ず言えよ

と冗談で言っていたのだが

彼らが売れてから
そのことはさんざん言ってくれた

うれしかったね

もちろん
彼らが売れたことがだ


U字工事の二人は
本当に中がいい

漫才をやっていて
中がいいって以外と珍しい

それに
彼らは売れてからでも

その時
俺が感じた
新鮮さを残している

あの爽やかさを
いつまでもなくさないで
頑張って欲しいものだ

U字工事

真打ち昇進
本当におめでとう