こんにちは、もとあっしーずです
前編では「認証工場とは」についてお話しさせていただきました。
今回は「特定整備」についてお話ししていきます
突然ですが、クイズです
次のうち、どれが特定整備（分解整備）に該当するでしょう
（ひっかけ問題ですよ
）
A.ブレーキフルード交換
B.ブレーキディスクローター交換
C.前後スプロケット交換
D.スクーターの駆動系交換
E.キャブレターの脱着・分解
答えは最後にあります
ここからしっかり読んでもらうと分かると思います
では、いってみましょう
バイクや車を整備する時に大きく「特定整備と一般整備」の2つに分けることができ、
特定整備に該当しない整備を一般整備と言います
逆に特定整備に該当する整備（作業）だけ覚えてしまえば、それ以外は一般整備になります
では、どんな作業が特定整備なの
バイクの特定整備は分かりやすく書くと下記の通り
●原動機（エンジン）の脱着
写真がありません
●フロントフォークの脱着
●ブレーキキャリパーの脱着
●ブレーキホースの脱着
●ブレーキマスターシリンダーの脱着
●ブレーキシューの交換
※この段階までなら特定整備になりません
この状態で、特定整備に当たります。
まぁ二輪車はこんな感じです
ですが・・・
よくある消耗品交換で、特定整備に
当てはまる項目が作業があるんです
その一例がこちら
★ブレーキパッド交換
★タイヤ交換（ディスクブレーキ車）
※キャリパーを外さない車両、ドラムブレーキ車両は除く
ブレーキパッド交換とタイヤ交換に共通しているのが
「ブレーキキャリパーを外す」って事です
ブレーキパッド交換やタイヤ交換自体は特定整備ではないんですが、どちらもキャリパーを外さないとほぼ不可能な作業です。
キャリパーの脱着が特定整備に該当しますよね
余談ですが、車（四輪車）はタイヤ交換の時にはブレーキキャリパーに触れずタイヤ（ホイール）を外せますので、特定整備には該当しないんです
特定整備記録簿を作成する際は以下のいずれかが必要となりますので、必ずご持参ください。
※基本的に車載することが義務付けられています。
「前編」でも書きましたが、未認証工場は認証番号がありませんので記録簿が貰えません
ここまで長々と書いてきましたが、
一般整備だけなら未認証工場でも営業して大丈夫です。
オイル交換やプラグ交換、バッテリー交換、
電球交換などがわかりやすいところでしょうか
もちろんキャブレターのオーバーホールもOKです
だけどディスクブレーキ車のタイヤ交換はダメ～✖ってなんでやねん
って思いますよね
でも誰が何と言おうが、それが正解なんです
さてさて、クイズの答えですが皆様お分かりになりましたか？
正解は・・・
実は、「どれも特定整備には該当しない」でした～
ですが・・・
感の良い方なら、おわかりだと思いますが、ブレーキディスクローター交換もリアスプロケット交換も車体からタイヤ（ホイール）を外す時にブレーキキャリパーを外します。
そこは特定整備に該当します
どうですか？少しわかっていただけましたでしょうか
ようするに、
作業を依頼するお店が「認証工場」なら安心です
ってことです
それではバイバイク～
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