住宅ローン返済0円の家プランをやめた理由 | 工学部修士卒の銀行員が建てる一条工務店 i-Smart平屋と住宅に纏わるノウハウ集

工学部修士卒の銀行員が建てる一条工務店 i-Smart平屋と住宅に纏わるノウハウ集

子供が生まれるにあたって自宅を建てることに。
家を建てるにあたってのノウハウ集として綴っていきます。
i-Smartの平屋を建てる予定です。

当初、平屋50坪の家をタマホームで建て、
20kwの太陽光パネルを乗せるプランを立てました。
住宅ローンは2,500万円借りるとすると、
大体売電収入と住宅ローンの返済額が等しくなります。
つまり、全量買取制度を使えば、今までの家賃相当額を
20年間はそのまま貯蓄に
回すことができます。
(20年間で1,440万円程度)

しかしタイトルからも分かるように、
このプランはお蔵入りとなりました。
今日はその理由をお話します。



まずタマホームで建てようと思った最初の理由は、
木造住宅の平均寿命は26年だと知ったからです。
26年で資産価値がなくなるなら、家って消耗品なんだなと改めて思いました。
家を建てるにあたり、ライフプランを立てるために、
木造住宅の寿命を調べてみたら何と26年だったのです。
確かに銀行業務でも固定資産税の計算でも、
築20年の木造住宅の時価は、ほぼ0円として扱います。
また20年でリフォームが必要ともよく言われますので、
あながち間違いでは無いと思いました。

しかしよく調べてみると、
木造住宅の平均寿命は26年という事実は変わりませんが、
これから建てる家が26年ほどしかもたないという認識は完全に間違っています。


この木造住宅の平均寿命26年という数字は、
平成8年に発行された建設白書だと言われています。
この建設白書の中では、確かに木造住宅の平均寿命は26年だと記述されています。
一方で、26年という結果となった背景についても記載されています。

それによると、戦後住宅不足が発生し、
安価な平屋の風呂なし住宅が、大量に建設されたことが
原因だとしています。
これによって住宅不足を解消したものの、
快適に生活することは余り考慮されなかったため、
高度経済成長に伴って、この時期の住宅は非常に短期間で取り壊されることになりました。
今でも田舎であれば、平屋の倉庫のような家を見かけることができます。

しかし一方で築70年を越える家も少なくありません。
田舎の家の大半がこのタイプですよね。
最新の建設基準でなくても、そもそも木造住宅は70年ほど持ちこたえる耐久性が備わっているのです。
これを前提にすると、家作りが根本から変わってきます。


当初はどこで建てても30-40年で建て替えるなら、
ローコスト住宅で建てればいいやって思っていましたが、
終の住みかとなると話は別です。

多少高くてもやはり性能の高い家に住みたいと思うのも、
至極当然なことだと思います。



もう1つの理由として、
一条工務店であれば40坪の建物にカーポートを含めて30kwの太陽光パネルが乗せられました。
すると20年間で1,000万円近い利益が得られる計算になります。
加えて、発電期間を長期で考えるほど、
タマホームとの差は縮まります。


以上を要約すると、
①今から建てる家で一生を過ごすと考えると、
 やはり性能の高い家がいいと思った。
②太陽光発電による収入も
 トータルで見れば十分得られるとわかった。
といったところでしょうか。

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