これは

余命宣告を受けた、

学校外飼いうさぎの話です。






介護備忘録を綴る前に


少し補足します。






私は2匹の学校うさぎ🔴🔵を

飼育のサポートのひとつとして、

お預かりをしてます。





そのうちの一匹🔴は


不思議なお導きで

ある病院にて子宮を摘出しています。
治療費はかかっておりません。)


今回、余命宣告を受けた🔵別のウサギさんは…


学校側から「治療費はだせない」と
言われていたこともあり…




🔵が具合が悪くなったときは

私の信頼おける病院にて

治療を受けさせていました。



本当は、🔴の手術を請け負ってくれた

病院さんに連れていきたかったのですが


「(↑ここの病院での手術は)次はない。」


と、前校長に


さいさん釘を刺されてましたので


神様のような
獣医さんは良しとしていても、、



学校側のくだらない事情で


いざ何かあっても、(無料で)

手術が受けられるという

手段は、断たれてしまいました。





🔵のうさぎは、もう6歳なので、

私としては早く引退させて、

うちの子になってからすぐにでも

大病への

予防としての子宮摘出をしたいと

望んでました。

(高齢になればなるほどリスクが高まるから)





実際、🔵うさぎは

食事も散歩も

ギリギリまで元気にしており

年の衰えからといってよいほどの

生活の変化が少し見られるくらいでしたが、



冬休みに入る前に、🔴🔵ともに


寒さでしんどそうなので



家→小屋→家 の作業を

増やして、健康管理の対応をしてました。



そうしてやっと、冬のお預かりが

始まって、家の中でのんびりと


晴れて学校うさぎの

卒業である春を、待つはずでした。













年末から正月にかけて、

朝から夜まで留守にしていたのも


しっかりと気づけなかった

要因でもあると思う。


🔵うさぎの

お餅ちゃんは、


本当に上手に、症状の悪さを

隠してきたと思います。



違和感は確かに感じていました。


初めてみるポーズをとっていたり、

家に居る時期は徐々にふくよかに

なってゆくのに……


いつものように、太れなくて。




仕事の後、私が流行り病にかかってしまい、

観察がおざなりになってしまった

せいもあると思いますが


変な咳のような音を、

寝ているときに聞くも


その現場が、抑えられない。


このときに高熱にうなされながらも、

不安で仕方ありませんでした。



インフル陽性の判定を受けて外出禁止の

私のかわりに、


母に病院に連れて行って貰ったときは


「手の施しようがない…」との

話でした。

それ以上母は語らなかったので


翌日、巣ごもり解禁の日に

病み上がりでフラフラしながら、


再度わたしの信頼のおける先生のところへ


話を聞きに行きました。


先生はとっても陽気で、それでいて

とてもフラットな人。


はっきりものを言ってくれる、

大好きな先生です。




「良くここまで、保ったものだと思うよ。」



子宮は既に癌に犯されており、

炭化?のような部分もあって


そして、肺がまっ白の中に

いくつも丸い影がうつっていて…


こんなに酷かったとは、


私はただただ、今までの

症状の無さに、愕然としてました

(下血もない、食欲もいつも通り、

痛みをこらえる様子も、

巣篭もりする様子もなかった…)




うさぎは、子宮の癌から転移して、

肺がんになるリスクがとても高い

生き物です。メスのうさぎを飼う

場合、避妊を推奨している

のは、この理由も大きな一つ






余命は。と聞くと


「あってもひと月。そこまで保たないと思う」








わたしも、感じていました。


ここ二、三日の様子の悪化の

スピードが尋常でないことを。





もうオペも薬も、効かない。


痛み止めと、酸素テントのパンフレットを

頂いて、帰路につきました。。。







(うさぎは、隠すのが本当に上手だから。。。)


慰めのように呟いてくれる


先生の言葉が、遠くに聞こえて。





とてつもない悔しさと、罪悪感と。

本当に悲しくて哀しくて





悔しくて。






そのまま、須賀神社に

立ち寄って


人氣のない境内の裏で、泣きじゃくりました。









(私のやってきたことは、

何だったのだろう)





あとから気持ちを整理しつつ

思い出したのですが




神様はもう、既に
知っていたと思うのです。





これは、年末のご挨拶のときの

お御籤。ふと呼ばれた気がして

引いたものでした。






「懸命に努力を重ねた結果が、

自分にとって満足のいくものでは

ないこともたくさんある」



クリスマスの日に引いた、この言葉に。

金の縁起物は

「大黒様」がでていたので

わたしはこれが、

うさぎに関することなのだ…と

察知はしていました。



(私にとって出雲の大黒様は、

因幡の白兎を

助けてくれた、ヒーローのような神さま)





そして、イヴの日に

ご挨拶に伺っていた

一瓶塚稲荷神社のお御籤でも。





「今までの苦しみ煩いもいつか消え…」


「心平かに授けられた自己の職務を

熱心につくしなさい」


…金の縁起物は、同じく大黒様。




お稲荷さまも、ご存じでしたね。




須賀神社の神様に、


「お餅ちゃんの、最後の最後の時まで、

そばにいて、安心できるように、

良い波動でサポート出来ますように」


そう願って、

お餅のもとに帰りました。




お餅にとって、

生きるってことにどんな望みがあるのか。



ハンドルを握りながらずっと、

考えていました。







こうして、こちらに続きます。

🔽


次は



緩和を目的とした、介護備忘録の

続きです。