麹は人が手でふれることのでき、かつ目で見ることも出来る大きな微生物の一つです。ほかのもっと小さい微生物は触れてる事すら気づかないでしょう。
そんな麹菌をお米に育てると麹米(こうじまい)になります。それは約三日間かかります。
この麹が日本食文化を育んだgrandmother・グランドマザーになってます。
微生物が成長・増殖して、人に対して有用的な機能をもつことを発酵といいます(広い意味で。)
麹を育てるってことは、人間が五感で感じられるほどの空間と時間で、この発酵を体感できる体験です。
小さな種から、環境を整え
三日間見守り、生命が育っていく様子を
麹つくりは見せてくれます。
つくる。よりも「育てる」のほうが近いかな。
「麹育て」〜こうじそだて〜
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麹を育てるってとても女性性的な時間です。
ぼくも2人の娘と毎日付き合ってるけど
子育てともとても似てるし、お互いに学べる要素がある。
麹と触れてる時間は何だかんだ癒されて、いつもより少し優しくなれる気がします。子育てと共通する体感として
〈生命の発現に触れる〉という体験は人を優しくさせてくれるように思います。
うーん。何となく(ぼくが実際に優しいか?は別だよ!笑)
麹を通して生命を育てるという体感は
全ての人に内在する女性性にエネルギーを与えてくれる時間だ
仕事としてはもちろん男性の方が多いと思うんだけど、家庭で暮らしの一部として麹を育てることに魅力を感じるのはやはり女性が多いです。
でも男性にこそ、暮らしの中で「何か生命を育てる」って体験はぜひしてほしいですけど。
ぼくは、麹の学校で「麹つくり」を広めるってことを生業としながらいつもこのことにどんな意味があるのか?と自問してます。
まだ明確な答えはないけど
小さな生命である「麹を育てる」って事が
ぼくらの生き方に大きなインパクトを与えるのは確かにあると思います。
上の行で「麹つくりは女性性にエネルギーを与えてくれる」って書いたけど
麹つくりが地球規模で広まることによって
男性性優位に傾いた現代の時代から、女性性へとバランスをとるための一つの波紋になれたらいいな。
と思います。
そんな事を思いながら日々麹を育て
仲間と一緒に麹について考えてます
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