お子さまが発熱!そんなときに一番大切なことは・・・ | 田無、花小金井 マタニティー・産後・子育てママのためのマザーズ鍼灸院

田無、花小金井 マタニティー・産後・子育てママのためのマザーズ鍼灸院

西東京市・マザーズ鍼灸院のブログです。逆子、つわり、イライラ、アレルギーなど、マタニティー・産後・子育て中のお困りの症状の東洋医学的な手当て法をご紹介します。


ここのところ、お子さまのぐずりや風邪の後のケアの施術が続きました。



お子さまが発熱して、でもお薬は避けたいなと
親心かと思いますが、

「熱が下がるツボを教えてください」

と、ご連絡いただくことが時々あります。  


でも、熱を下げることが一番大切なことではないので、ちょっと書いてみたいと思います。


なぜ、熱が出るのか?
なぜ、痛みが出るのか?

熱や痛みはいけないものなのか?

なにも分からなかった子どもの頃、

「お熱がでたから、お薬飲もうね」
「風邪ひいちゃったから、お薬飲まないと治らないよ」

そんなふうに育ってきたのではないかと
思います。

繰り返すうちに、
熱が出たら、薬が治してくれる!
風邪ひいたら、薬が治してくれる!

そんなふうに思い込んではいませんか?



でもお医者さんは
そうはおっしゃってないはずです。

学校でも
そうは教わらなかったはずです。


お薬だしますから、ゆっくり休んでくださいね
休養が大切ですよ


そんな言葉をかけられますよね。



風邪や怪我は、自分の力で治しています。

免疫力とか、
ホメオスタシスとか、
白血球とか、

そんなこと教わったの覚えていますか?


体には自分の力で治る力が備わっています。


体が細菌やウィルスと戦っているとき、
体温が38℃をこえると白血球など体の戦う力が働きやすくなり、

逆に細菌やウィルスにとっては高い体温は苦手です。

体に細菌、ウィルスが入ってしまったら、
熱を上げて撃退する→これが発熱です。

なので、本来は熱を安易に下げるのは
好ましくないのですが、

高すぎる体温が続くと、

つらくて眠れない、
水分がとれないほどぐったりしてしまう
体力がなくなってしまう

ので、


一旦熱を下げて、ゆっくり休み、水分や栄養を適度にとる目的で、熱をさげます。


そして大切なことは、「なぜ熱が出ているのか」ということです。


原因は様々なので、小児科のお医者さまに
「診察」していただくことが大切です。

また、子どもの体調は急変することも多いので、素人判断は禁物です。


原因が分かり、ひとまず安心。

処方していただいたお薬を飲んで
おうちでゆっくりすごして
回復を待ってあげてくださいね。


鍼灸は、

□免疫力をあげて風邪をひきにくい体(予防)

□体力が弱って風邪をひきそうなとき(予防)

□風邪症状が回復したけれど、体力を消耗して本調子でないとき(養生)

に適しています。




これから、風邪をひきやすい季節です。

□早めに小児科を受診すること

□体調が悪いときは休養を大切に

□風邪予防や風邪のあとのケアには、ぜひ鍼灸を!